突然、子どもが工作をやりたがったら…
そんなときに、これさえあれば安心!というものを、まとめてみました。
「工作って面倒じゃない?」
「どんなものがあれば、工作できるのか分からない」
という方もいるのではないでしょうか。もともと小学校の教員をしていたこともあり、我が家には常に工作の材料を常備しています。買っておいて使わなくても、工作以外にも使えるものもあるので、けっこう便利ですよ。
そこで、今日は「あったら便利な工作材料」をお伝えしたいと思います。どんな工作ができるのかも一緒に紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
便利な工作材料① ストロー
ストローは飲むときに使いもの。でも、それだけではありません。工作にも大活躍します。
たとえば、ダンボールや空き箱で工作をしたときに、ストローが手になったり、刀になったり、ボタンになったり、アンテナになったり…いろいろなものに変身します。
また、紙粘土に模様をつけるときにも使えます。チョンチョンと跡をつけるだけで、まるい模様ができる。簡単にできるので、小さい子にもぴったりです。
我が子は、はさみでチョキチョキ切るのが楽しい時期がありました。はさみを使い始めたばかりのころだったと思います。紙だともつのが大変で切りにくいけれど、ストローのような小さく細いものだと、持ちやすく、切りやすいようでした。切ったストローで、おままごとをして遊んでいました。
シャボン玉にも使えますね。
便利な工作材料② 紙コップ
コップがあるから、紙コップは必要ない…と思っている方もいるかもしれませんね。確かに、日常的に使うものではないかな。でも、あるとけっこう便利です。
たとえば、紙コップで工作ができます。切り込みをいれるだけで、簡単に作れるものがたくさんあるので、工作好きなお子さんには紙コップはおすすめです。
また、工作以外にも、非常時や避難時にも使えます。長くストックしておくことができるので、あると安心です。
便利な工作材料③ 紙粘土
紙粘土よりあぶら粘土や小麦粘土を使っている方もいるかもしれませんね。繰り返し使えるのは、あぶら粘土や小麦粘土。我が子も、小さいときは小麦粘土でよく遊んでいました。
そのうち、作品を作りたがるようになったので、紙粘土に移行。紙粘土だと「自分の作品」として飾ったり、遊んだり、使ったりすることができます。最近の紙粘土は、いろいろな種類があって、軽いものやカラフルなものも手に入ります。
おすすめは、軽くて白い紙粘土。軽いと子どもは扱いやすく、白だと絵の具さえあれば好きな色を作ることができます。色をこねる感覚も楽しいので、おすすめです。紙粘土でスイーツやアクセサリーを作ってお店屋さんごっこをしたり、えんぴつ立てを作ったり。色だけじゃなく、ビーズなどもつきやすいので、キラキラしたものが好きな子は喜ぶと思いますよ。
便利な工作材料④ 絵の具&アクリル絵の具
立派な絵の具セットを購入する必要はありません。12色入りのセットも売っていますが、我が家では単色購入しています。赤・黄・青・白、これくらいあれば、大丈夫。絵の具もアクリル絵の具も、あとは混ぜ合わせて好きな色を作ります。
この色を混ぜて遊ぶことも、子どもは楽しいようです。何色と何色を混ぜると…とわくわくしながら色遊びをしています。絵の具の量や組み合わせを失敗するのも、大事。失敗しながら、学んでいくことを大切にしています。
絵の具は紙粘土にまぜて使ったり、絵の具で絵を描いたり。アクリル絵の具は、野菜スタンプに使っています。頻繁に使うものではないけれど、急に「野菜スタンプしたい!」というときにも対応できるので、もっておくと便利です。
便利な工作材料⑤ 丸シール
工作で顔を作ったときに便利なのが、丸シール。白い丸シールにペンで目を描けば、あっという間に顔になります。どんぐり人形や紙コップ人形などにも使えます。
子どもにとって目を描くって、けっこう難易度が高いもの。せっかくうまくできていたのに、目で失敗したぁという経験がある子も多いのではないでしょうか。
そんなときにおすすめなのが、丸シールです。シールにあらかじめ目を描くので、子どもにも描きやすく、あとは好きな場所に貼ればOK!
この丸シール、お弁当にも使ってみました。手間のかかるキャラ弁は無理だけど、おにぎりのラップに目と口をシールでつけてあげるだけならできる!娘も喜んでいました。
便利な工作材料⑥ つまようじ
昭和の家庭では、家に必ずあったつまようじ。最近のおうちはどうでしょう。我が家には、常備しています。料理にも、細かいところのそうじに便利!
それだけじゃなく、工作にも大活躍です。どんぐりゴマの芯の部分になったり、紙粘土で人形を作るときに、手足の芯にすれば、ボンドだけでとめるよりも強度が増します。
また、紙コップ工作や牛乳パックで船を作るときなどにも、便利です。ゴムを使った工作にはなくてはならないもの。
便利な工作材料⑦ ビニールテープ
セロテープやマスキングテープはあるけれど、ビニールテープはないというご家庭もあるのではないでしょうか。これが、意外とあると便利。
セロテープよりも強度もあり、水にぬれても大丈夫なので、工作するものによってはビニールテープを使ったほうがいいものもあります。さらに、ビニールテープはカラフルなものもあるので、子どもも色を楽しむことができます。
ペットボトルの切り口にビニールテープを貼れば、切り口でけがをすることもなくなります。また、ペットボトルのキャップ同士をくっつけて、中にビーズなどを入れてビニールテープでとめれば、小さい子におすすめの楽器に変身!我が子も、昔よく遊びました。
便利な工作材料⑧ 油性カラーペン&ポスカ
クレヨンや色えんぴつ、ペンなどは、どのご家庭にも常備してあるのではないでしょうか。名前を書くために黒の油性ペンはあっても、油性のカラーペンはあんまり使いませんよね。
でも、工作のときに油性カラーペンの出番はけっこうあります。たとえば、ペットボトルに絵を描いたり、牛乳パックや空き容器に絵を描いたりするときに、油性カラーペンはおすすめです。ただ、油性なので、手につくとなかなか落ちません。ひとりでお絵描きができる年中さん以降がおすすめです。
また、油性ではありませんが、ポスカもあると便利です。発色がいいので、まつぼっくりやどんぐりの色をぬるときにはポスカだときれいに色がつきますよ。絵の具だときれいにぬれないけれど、ポスカだと使いやすく、きれいに色をぬることができる。普段のお絵描き、ダンボール工作にもポスカはおすすめです。
便利な工作材料⑨ 洗濯のり
どこかなつかしさ漂う洗濯のり。もちろん、本来の用途である「洗濯」に利用することもできます。それ以外にも、感覚遊びにぴったりなのが洗濯のりです。
子どもが大好きなスライムや好きなものを閉じ込めたスノードームなど、洗濯のりを使った工作はけっこうたくさんあります。スーパーボールを作ったり、シャボン玉液に入れたり、洗濯のりは使い方次第でいろいろなものに変身する、万能な材料のひとつ。
はっきりいってなくてもいいものだけど…、でもあるとけっこう使える!我が家にも、1本洗濯のりはキープされています。
【まとめ】工作以外にも出番はある!ストックしておけば安心
今日、紹介した工作材料たちは、工作以外にも使う用途があるものばかりです。工作だけのため…となると、わざわざ買うのもなぁと感じる方もいるかもしれません。でも、工作+αで使えるとなると、ちょっとストックしておこうかなと思いませんか。
実は、これらの工作材料は、小学校でも大活躍でした。図工の時間以外にも、ちょっとした工作に、秋遊びに、お楽しみ会に、常に教室に置いておいたものばかり。つまり、幼児の間だけじゃなく、けっこう長く遊べるというわけです。
このブログでも、「おうち遊び」「知育遊び」「指先遊び」など、今まで紹介してきたものもあります。でも、これ以外にも遊び方は、まだまだたくさんあります。
紹介されているものをそのままやってみてもいいし、お子さんに合わせてアレンジしてみてもいい。家にない材料は他のもので代用するのもOK!誰に見せるわけでもないので、大切なのは子どもが「楽しい!」と思える時間を過ごすこと。親が一生懸命にならなくても、楽しみながら、遊びを通して、子どもは自分から学んでいくものです。
工作は苦手なんだけど…という方も、どう教えていいか分からない…という方も、大丈夫!材料をどう遊ぶかを、子どもにゆだねてしまえばいい。工作に「こうでなければならない」というものはないと思うんです。ただ、見守り、必要であればアドバイスをする。見栄えのいい作品を作ろうとしなくていい。子どもが満足した時間を過ごせたら、それで十分です。
これを読んで「ちょっと工作してみようかな」と思った方がいたら、工作材料、参考にしてみてくださいね。お子さんとすてきな時間が過ごせますように。
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