【コーチング子育て】大切にしたい!春休みの有意義な過ごし方

小学校
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春休みは、夏休みなどと比べると短いもの。

でも、けっこう大切な時間だということを知っていますか。

それは、新しい学年にあがる準備期間だからです。「進級するだけなら、そんなに準備は必要ない」という声も聞こえてきそうですが、子どもにとって学年が変わることは、大きな変化。

つまり、子どもにとっては「心の準備」をする大切な時間になるわけです。

そこで、今日は、そんな子どもの心に寄り添う「春休みの過ごし方」をお伝えできればと思います。元小学校教員としての経験とチャイルドコーチングのスキルを掛け合わせた「コーチング子育て」方法をご紹介します。

敏感なお子さんをおもちの方、進級に向けて不安を抱えているお子さんがいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。また、まったく不安や心配な様子を見せていない子でも、心の中には「大丈夫かな」という気持ちが隠れていることもあるもの。これを読んで、有意義な春休みを過ごしていただければと思います。

春休みの過ごし方① 不安や心配な気持ちに耳を傾ける

お子さんに不安や心配な様子が見られる場合は、とにかく、お子さんの「言葉」を大事に聴き取ってあげてください。「大丈夫よ~!」なんて簡単な一言で返してしまうことなく、「聴く」に徹することが大切です。

子どもは成長する過程で、たくさんの感情と向き合います。時にはアドバイスが必要なこともありますが、「ただ聴いてほしいだけ」ということもあるもの。

聴いてもらっただけですっきりし、「そうなんだぁ」と受け止めてもらえただけで安心することがほとんです

もちろん、その子が必要であれば「お母さんなら、こうするかな」とか「お母さんも昔こうだったよ」などと母親としての考えを伝えても〇。ただ、親の考えを押し付けることがないように気をつけましょう。

親のアドバイスをやるかやらないかは、子どもに選択させることが大切です。

不安や心配な気持ちを受け止め、「そうだよね、不安だよね」と共感することで、子どもはずいぶんと安心します。少し学年があがってくれば、「その気持ちが和らぐためにできることがあるかな」と一緒に考える時間も大切にしましょう。

「そんなに考えなくても、大丈夫だよ」とついつい言ってしまいますが、子どもは実際に「不安」に思っているのです。まずは、その気持ちに寄り添ってあげること!それだけでも、不安がとりのぞかれることがありますよ。

春休みの過ごし方② 学習面で不安な部分を復習する

新しい学年にあがる前に、学習面で不安なことはないのかを確認しておくことも大切です。特に、算数は積み重ねの教科。前の学年の学習で、理解が不十分なところがあると、新しい学年でつまづくことも…。分からないことで自信をなくしたり、やる気が起きなくなったりすることにもつながります。

短い春休みではありますが、宿題なども出ない時期だと思うので、一年間の復習をしておくといいでしょう。自分のお子さんがどこで困っているのかを把握する、よい機会だと思ってくださいね。

苦手な分野が分かれば、そこだけを重点的に復習していく。苦手意識は成長するにつれて、どうしても生まれてきてしまうことがあります。でも、はやい段階で「分からない」を「分かる」に変えてあげることができれば、「学ぶこと=楽しい」が実感でき、その後の学習意欲にもつながっていきます。

春休みの過ごし方③ 一年間の成長を振り返りながら、整理整頓をする

進級に向けて、子どもなりに「心機一転したい」と感じている子は多くいます。そんな子どもの気持ちに寄り添いながら、ぜひ一年間の成長を振り返る時間をつくってみましょう

そのとき一緒に、一年分の学習プリントや作品などを整理整頓できると一石二鳥です。机のまわりもきれいにすれば、さらに子どもの「心機一転」を後押しすることにもつながりますよ。

整理整頓をしながら、学用品の点検・補充ができるといいですね。ちょっとしたことで、子どもの気持ちは高まるものです。「筆箱を新しくした」「お気に入りの文房具に変えた」などでも、進級へのワクワク感は高まります。新品の液体のりにテンションがあがっていた子もいましたよ。

春休みの過ごし方④ 進級して楽しみなこと・目標を話し合う

以前、「子どもに言いがちなNGワード」でも紹介しましたが、「もうすぐ〇年生なんだから」「こんなことじゃ〇年生になれないよ」などという言葉は使わないようにしましょう。

逆に、新しい学年、クラスになったら、「どんなことをがんばりたいか」「どんなことが楽しみか」などポジティブなことを親子で話せるといいなぁと思います。

言葉にすることで、思考が作られます。子どもだけが目標をもつのではなく、親も一緒に目標をたてるのもおすすめです。

春休みの過ごし方⑤ 生活リズムを整え、リラックスできる時間に

どうしても、長い休みになると生活リズムが崩れる…というお悩みをよく聞きます。早寝早起きをすること、しっかり朝ごはんを食べること、太陽の光を浴びて体を動かすこと、などあたり前なことが、実はとても大切です。

生活リズムは崩れるのは簡単ですが、整えるのはけっこう大変なもの。

すんなりと新学期を迎えることができるよう、春休みも生活リズムを崩さないことが大切です。特に、変化に敏感なお子さんは、新しい環境に慣れるまで、緊張や不安が高まることが考えられます。それ以外の部分で体に負担がかからないよう、スムーズなスタートが切れるよう、春休みは規則正しく過ごしましょう。

そして、心がリラックスできるように過ごしてくださいね。

【まとめ】春休みに上手に充電し、新しい気持ちで新学期を迎えよう!

春休みは短いですが、子どもにとっては大切な時間です。

新しい学年やクラスへの期待と不安が入り混じり、テンションがあがる子もいれば、不安が募る子もいると思います。

大切なことは、その子の気持ちに耳を傾け、受け止めること。親が解決しようと躍起になる必要はありません。「その気持ち、受け止めたよ」と伝えることで、子どもは安心します。

それでも、不安が募るようであれば「その不安を軽くするために、何かできないか」を親子で一緒に考えてみてください。お子さんが「これ、やってみる」というものがあれば、見守ってあげる。それだけです。でも、それができるかできないか、一見簡単なようで、実はむずかしかったりします。

お仕事をされている方は、3月4月は多忙ですよね。でも、ぜひお休みの日には、ゆっくりお子さんの声に耳を傾けてあげてくださいね。

みなさんが、有意義な春休みをお子さんと過ごせますように…

プロフィール
ぶあ
ぶあ

教育コンサル・アドバイザー/WEBライター/チャイルドコーチ
10年以上の小学校教員経験&コーチングを活かした子育てを実践しながら、その経験をもとにコーチング子育て、おうちで使えるコーチング法など、オリジナルメソッドを公開中。現役時代には発信できなかった「教師の本音」、若い先生たちに伝えたい「ちょっとしたノウハウ」を伝授!
子育ても生き方も、もっともっと自由でいい!まわりの「ものさし」に合わせるのではない、肩の力をぬいた「子育て」「教育」が必要☆
旅大好きな昭和アナログ世代。結婚して子どもが生まれても、旅人魂は変わらず。夢は「旅するように生きること」。

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