友だちができない…繊細さんに伝えたい言葉

子どもとの接し方
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入学や進級して、新しいクラスや先生になった子どもたちも多いことでしょう。

「なかなか新しい友だちができない」

「新しいクラスになじめない」

「新しい環境で自分を出せない」

と悩んでいる子どもたちもいるのではないでしょうか。

もし、ご自分のお子さんが「友だちができない…」と悩んでいたら、どのように声をかけますか?

今日は、友だちがなかなかできずに悩んでいる子への対応法をお伝えしていきます。実は、我が子も「友だちができない…」と悩むタイプ。特に、毎年クラス替えがある学校の場合は、毎年この時期、「友だちができない…」と悩むことになります。

ちょっとした親の声かけで、子どもの心が軽くなることがあります。もしよかったら、参考にしてみてくださいね。

そもそも… 友だちはたくさん必要か!?

友だちはたくさん必要なのか!?

これは、人それぞれ考え方が違うので、「必要!」という人もいれば「必要じゃない!」という人もいるでしょう。

でも、なかなか友だちができない子どもに「友だちできた?」「友だち、たくさん作れるといいね」は、時にプレッシャーになることがあります。

友だちがなかなかできない子には、「友だちはたくさんいなくても平気だよ」と伝えてあげるといいですよ。これは、教員時代も、子どもたちに伝えていました。

ぶあ
ぶあ

クラス全員となかよくなろうとしなくていいよ。

いろいろな人が集まっているんだから、気の合う子、合わない子がいるのは当たり前。

でも、せっかく同じクラスになったんだから、何か一緒にやるときは協力できるといいね。

そんなふうに伝えていました。これは、我が子の子育てでも同じ。特に、我が子は繊細さん。「なかなか友だちができない…」とこの時期、毎年ナイーブになります。

でも、毎年のように、

ぶあ
ぶあ

友だちはたくさんいなくても大丈夫。

1年間一緒に過ごす間に、

気の合う子、一緒にいて楽しい子が一人でも見つかるといいね。

と伝え続けています。さらに、自分自身、小学校低学年のときに友だちがいなかった話などをしているので、娘も「なんとかなりそうだ」と思っているようです。

「友だちを作らなくちゃ!」というプレッシャーから解放してあげましょう。焦らなくても、大丈夫!

友だちって、作るもの!?

「友だちを作る」という言葉、違和感をもつのは、わたしだけでしょうか!?

友だちって、がんばって作るもの??努力して、友だちって増えていくもの?

ちょっと違う気がします。子どもたちの中には「自分からどんどん話しかけて友だちを作らなくちゃ」と思っている子もいます。それができる子は、どんどん友だちの輪が広がっていくし、できない子はちょっと孤独を感じてしまう。それが、子どもの世界のような気がします。

でも、友だちってがんばって作っても、結局気が合う子とはつながっていくし、気が合わない子とは離れていくもの。

それなら、がんばらなくても、自然体でいればいいのではないかと思うのです。がんばって、たくさんの子に話しかけなくちゃって思わなくても、席の近い子とちょっとおしゃべりしてみる。それだけで、十分なのではないでしょうか。

一緒の時間を過ごしていく中で、周りの子の性格もわかっていく。そうしたら、自然と気が合うそうな子も見えてくる。がんばって作らなくても、気づいたら「友だち」になっていた!というのが、友だちなのではないかと、子どもにも伝えています。

自分から声をかけられない子へ

とはいっても、自分から声をかけたいのに、かけられなくて、ドキドキしている子もいることでしょう。自分から声をかけられない子におすすめなのが、笑顔です。目があったらニコっとするだけ。

それだけでも、相手から話しかけてくれることがあります。ドキドキしているのは、自分だけではない。まわりにも、きっと同じようにドキドキしている子がいる。

そんなふうに考えるだけで、少し緊張がほぐれてくるかもしれません。

席が近い、グループが同じ、当番や係が同じ、など、一緒に活動する中で話をする機会もでてくるはずです。そんなとき、ちょこっとおしゃべりできたら、大成功!おしゃべりできなくても、大丈夫!

たくさん友だちをつくることより、気の合う子を一人探そう

有名な歌に「1年生になったら、1年生になったら、 友だち100人できるかな」というのがありますね。今まで、教室でも歌ってきましたが、我が子が入学したとき「友だち100人なんてできない…」と、「歌のようにできない自分」に自信をなくしている姿を見て、はじめて気づきました。

「友だちは、100人できなくてもいいだよ」

と伝えると、少し安心した様子でした。もしかしたら、繊細なお子さんの中には、我が子のように感じている子がいるかもしれません。

「友だちはたくさんいるといい」「友だちはたくさんいると楽しい」という方もいるかもしれませんが、それは全員にあてはまるとは限りません。そして、「友だちが少なくても、本当に気の合う子、信頼できる子が一人でもいることは、すてきなこと」だと、わたしは思っています。

子どもは「数が多いといい!」と判断しがちですが、「数」だけじゃないよ…ということを、ぜひ伝えてあげてくださいね。

先生にこっそり相談しておくのもOK!

そして、もし担任の先生が信頼でき、配慮してくれそうな先生だった場合は、面談などで「友だちがなかなかできずに悩んでいます」と伝えておくのも〇!

教員時代、よく面談で相談を受けていましたが、聞いておくと意識して気が合いそうな子と席を近くにしたり、同じグループにしたりと、配慮ができます。それがきっかけで交友関係が広がることもあるので、相談できそうな場合には、ぜひ担任の先生にひとこと伝えておくといいですよ。

【まとめ】友だちは100人いなくてもいい!

友だちがなかなかできない子は、学校でドキドキしたり、さみしい思いをしたり、しているかもしれません。自分からどんどん話しかけられる子をうやらましく思うこともあるでしょう。

でも、大丈夫! 焦らなくても、ゆっくりじっくり時間をかけて、気の合う子を探していけばいい。

そんなふうに、声をかけてあげてほしいなぁと思います。その積み重ねがあってか、我が子の「友だちができないー」はずいぶん聞かなくなりました。あと、意識して「友だちできた?」とか「今日は誰と話したの?」とかは聞かないようにしていました。

うれしいことがあれば、子どもは自分から話します。「今日は、〇〇ちゃんとおしゃべりできたよ」と。

だから、あえて、友だちのことは事細かく聞かないようにしています。

今日は、ちょっとした声かけで繊細なお子さんの心が軽くなる方法をお伝えしました。友だちがなかなかできずに悩んでいる子がいたら、ぜひ参考にしてみてくださいね。

プロフィール
ぶあ
ぶあ

教育コンサル・アドバイザー/WEBライター/チャイルドコーチ
10年以上の小学校教員経験&コーチングを活かした子育てを実践しながら、その経験をもとにコーチング子育て、おうちで使えるコーチング法など、オリジナルメソッドを公開中。現役時代には発信できなかった「教師の本音」、若い先生たちに伝えたい「ちょっとしたノウハウ」を伝授!
子育ても生き方も、もっともっと自由でいい!まわりの「ものさし」に合わせるのではない、肩の力をぬいた「子育て」「教育」が必要☆
旅大好きな昭和アナログ世代。結婚して子どもが生まれても、旅人魂は変わらず。夢は「旅するように生きること」。

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