「さぁ、子どもと一緒に旅に出るぞ~!」って決めたあと、不安になることのひとつが、飛行機ではないでしょうか。
・飛行機の中で、静かにしていられるのかな。
・座席はどこがいいのだろう。
・深夜便と昼便はどっちがいいのかな。
・耳抜きって、子どもでもできるの?
・機内食は?
・機内には何をもっていったらいいの?
そんな不安を解消できるような情報をお伝えしていきます。これを読んだら、少しは不安が解消されるはず。ぜひ参考にしてみてください。
- 【フライト時間】よく寝る子なら深夜便でもOK。初めてのフライトなら昼便がおすすめ!
- 【座席】できるだけ座席指定を。後方トイレの近くがおすすめ。
- ⑤子連れ旅行者が多い。
- 【耳抜き対策】飲み物やお菓子、自然に唾を飲み込めるものを選ぼう。
- 【機内の過ごし方】我が子は「幼児雑誌」!新しいおもちゃ&シール帳もおすすめ。
- 【機内食】予約のときに注文を。偏食の子はおにぎりやお菓子を用意しておこう。
- 【航空券】パッケージなら旅行会社経由。旅慣れている人は航空会社から直接購入も〇。
- 【手荷物】着替え&羽織るものは忘れずに。搭乗前には飲み物を買っておこう。
- はじめの一歩!大変なこともあるけれど、すべてがよい経験になる。楽しいフライトを♪
【フライト時間】よく寝る子なら深夜便でもOK。初めてのフライトなら昼便がおすすめ!
初めのフライトであれば、昼便をおすすめします。
その理由は、「深夜便で万が一眠れず騒いでしまった場合、かなり周りの視線が突き刺さるから」です。
深夜便を選んで乗る乗客のみなさんは、当たり前ですが、機内で寝ようと思って選んでいます。そこに、子どもの泣き声や話し声などが聞こえてきたら、イライラ…眠れない…想像できますよね。
特に、日系航空会社の場合には、ビジネスマンも多く利用しています。深夜便を利用して、次の日の朝から仕事の人がいるということです。また、子どもが寝ないと親も眠れない…、自分もつらいことにもなります。
一方、「昼便」だと、もちろん寝たい人、仕事の人、いろいろな人がいますが、深夜便に比べると、寝ていなくても多く、機内にそんなに声が響きません。昼だから、少しくらい子どもの泣き声がしても我慢できるという雰囲気です。「泣いたらどうしよう」「寝なかったらどうしよう」という心配をする必要もないので、はじめてのフライトの場合なら「昼便」を選びましょう。
「うちの子は、夜泣きもしないし、どんなところでも眠れる!」という場合は、もちろん深夜便でも大丈夫ですよ。
【座席】できるだけ座席指定を。後方トイレの近くがおすすめ。
「なるべく出入り口の近くがいい」
子どもが生まれる前は、わたしもそう思っていました。だって、飛行機から出るまでの時間が短縮できるから!でも、子連れだとそれがいいとは限りません。
(乳児の場合には)
飛行機の中には、バシネットという赤ちゃん用のベッドがついている席があります。ちょうど真ん中くらいの場所。数が限られているので、事前予約が必要です。また、年齢や体重制限があるので、それぞれの航空会社で確認してから予約した方がいいです。
ただ、我が子は、バシネットを使ったことがありません。予約しようか検討したことはありますが、断念しました。なぜかというと、抱っこでしか寝ない子だったからです。赤ちゃんベッドに寝かせようものなら、大泣きする姿が想像できてしまったから。
よく寝る子だったら、バシネットは楽だと思いますよ。前に座席がないので、足元も広いし。(経験者ではありませんが)
(幼児の場合には)
さて、うちでは、乳児のころから、座席は後方を予約するようにしています。理由は5つ。
①後方だと子どもが騒いだりしても、そんなに迷惑にならない。(目立たない)
耳抜きができなくて泣いてしまう子、騒いでしまう子、いろいろなことが想定できますが、後方だとそれほど声が響きません。
逆に、前方だとビジネスクラスの席に近いので、目立つような気がします。前方席から、子どもの泣き声がしたことがあったのですが、居てもたってもいられなくなったのか、離陸後お母さんと赤ちゃんが、後方に移動してきたことがありました。
後方だと、エンジン音もけっこうするので、それほど声が響かないのかもしれません。
②後方だとトイレの数が多く、トイレにすぐに行くことができる。
子どもの心配事のひとつ。トイレ問題。ぎりぎりの状態でも、トイレにかけこむことができるのは、後方座席です。
真ん中にもトイレはありますが、後方の方が左右にある両方のトイレに行きやすいので安心です。だいたい食後にトイレは混みあいますが、食器を下げてもらってすぐにトイレに行くことができるので、並ばずに使用できます。
トイレには、狭いですがおむつ替えできる台がついていますよ。でも、すっごく狭いので、短時間のフライトの場合は、できるだけ、搭乗前に済ませておきましょう。
③子どもが飽きてしまったときに、後方のスペースに連れていくことができる。
ちょうど、後方トイレのそばに扉があるのですが、そこから外を見ることができます。トイレが混んでいるときは少し迷惑になりますが、子どもが座っていることに飽きてしまった場合には、そこに連れていくことも可能です。ちょっと気晴らしになりますよ。
④急いで飛行機から降りたい人のプレッシャーが少ない。
「前方に座りたい人=はやく飛行機から降りたい人」がほとんどです。子どもを連れて、荷物をもって、スムーズにいく場合もありますが、そうでないことも多いのが、子連れ旅。
急いでいるつもりでも、周りからのプレッシャーを感じるでしょう。急いで降りると、子どもが「忘れ物をした!」なんていうことにもつながります。我が家も、子どもがぬいぐるみを忘れて、空港の人に迷惑をかけたことがありました。
そんなことにならないように、後方でゆっくり荷物を準備し、最後に降りるくらいの気持ちで待つ方がいいと思います。
後方座席でも、早く降りたいオーラを出して、ぐいぐい前に進んでくる人もいますが、そういう人に遭遇したら「お先にどうぞ」というようにしています。
仕事で時間に追われているわけでもないので、飛行機から慌てて降りるメリットはあまりありません。ゆったり構えましょう。
⑤子連れ旅行者が多い。
後方座席に座るファミリーは多いです。小学生くらいになれば、前方でもまったく問題ないと思うのですが、乳幼児連れの人には後方座席がいいと思うのは、みなさん一緒なのでしょうか?
同じ子連れ…多少、どこかで泣き声がしていても、子どものけんかの声が聞こえても、そんなに気にはなりません。お互い様精神です。
だからといって、騒いでいいわけではありませんが、環境が違うと機嫌が悪くなったり、耳抜きで耳が痛かったりするのは、仕方がないことです。
もし、周りが家族連れではない場合、わたしは、座る前「子連れなので、ご迷惑おかけするかもしれません」と一言伝えるようにしています。その一言があるのとないのとでは、だいぶ印象も違うかなぁと思っています。
親も子ども、周りの乗客のみなさんも、気持ちのよいフライトになる工夫、難しいけれど心がけたいですね。
【耳抜き対策】飲み物やお菓子、自然に唾を飲み込めるものを選ぼう。
耳抜き対策は、年齢によっても違ってきますが、「自然に唾を飲み込むことができる」ことが大切です。乳児の場合、飲み物が一番いいと思います。
ミルクでもいいし、ストローで飲めるようになっていれば、ストロー付きのジュースでもいいし(ストローをさすときは気圧の関係で噴き出すこともあるので注意)。とにかく、ゴクゴクすることで、耳抜きができます。
幼児になれば、口の中でチュパチュパできるもの。ガムや飴、ラムネなど、長い間口の中で唾液が出るようなものがいいと思います。
前に「するめ」を持ち込んで耳抜き対策にしたことがあったのですが、耳抜きするには最高! でも…、匂いがすごくて、あたり一面にするめ臭が漂うことに…、周りへの迷惑を考え、翌年からするめはやめました。今は、ゼリー飲料を飲ませたり、飴をなめさせたりしています。
【機内の過ごし方】我が子は「幼児雑誌」!新しいおもちゃ&シール帳もおすすめ。
機内に持ち込めるおもちゃや塗り絵など、飛行機に乗ると決まってから、新しく購入するようにしています。100均の塗り絵やシール帳でもOK。
我が子は、飛行機に乗ると新しい「幼児雑誌」を買ってもらえると思っているので、それがすごく楽しみなようです。(普段買っていないものだと、余計に特別感があるのかもしれません)
ポイントは、機内で開ける!機内で遊ぶ!それまでは、絶対に遊べない。
そうしておくと、楽しな気持ちがどんどん高まり、飛行機に乗ること自体が楽しみにもなります。さらに、楽しみにしていたものなので、機内でもけっこう長い間、遊んでくれます。
幼児雑誌は、いろいろな付録や知育っぽいものもついているので、飽きずにずっと遊ぶことができ、我が子にはぴったりでした。
すぐに飽きちゃう子には、小出しにできるものを用意したり、DVDを見せたりするのもいいと思います。
飛行機の中は「特別」。普段はダメなこともOKにして、とにかく静かに楽しく過ごせる工夫をしてみてください。それが、親のストレスを軽減することにつながります!
【機内食】予約のときに注文を。偏食の子はおにぎりやお菓子を用意しておこう。
チケットを予約するときに、忘れずに機内食をリクエストしておきましょう。子どもの場合は、チャイルドミールになりますが、乳幼児向けの食事を提供している航空会社もあるので、チェックしてみてください。
今では、我が子は何でもよく食べるので、お菓子は耳抜き用しか持ち込んでいませんが、以前はお菓子に大変お世話になりました。
まったく、機内食を食べないときがあったのですが、とにかく、持ち込んだお菓子でしのいだ経験があります。もしものときのお菓子!
食べない心配があるのなら、はじめからおにぎりなどを持っていくのもありです。コンビニおにぎりでも菓子パンでもいいと思います!おなかがすくと機嫌が悪くなるし、おなかがいっぱいになれば、昼寝をしやすいですよね。
【航空券】パッケージなら旅行会社経由。旅慣れている人は航空会社から直接購入も〇。
航空券の予約をどこでするのか。昔は、大手旅行会社を経由したり、ネットで旅行会社から買ったりしていましたが、子連れになってからは直接航空会社のHPから予約しています。理由は4つ。
①はやく予約をとれば、金額がそれほど変わらない。
②予約と同時に、座席指定も食事のオーダーもできる。
③キャンセルチャージが、旅行会社を通すより安くすむ。
④何かあれば、ダイレクトに連絡がとれる。
子連れなので、万が一のキャンセルも考えなくてはなりません。もしもキャンセルする場合、直接連絡ができて、チャージも航空会社のキャンセルチャージだけで済むことは、大きなメリットです。
ただ、安いチケットはどんどん売れていくので、早めに予約をとること、航空会社によっては発券後はキャンセルできないものもあるので、キャンセルポリシーをしっかり確認することが大切です。
「そういうのが大変!」という人は、旅行会社経由で予約をしましょう。バリバリ観光巡りができるプランより、子どもの様子に合わせて予定を組むことができるようなフリープランの方が、無理なく旅ができると思います。その場合、オプションで一日観光のようなものをつけるといいかもしれません。
【手荷物】着替え&羽織るものは忘れずに。搭乗前には飲み物を買っておこう。
機内は寒く感じることも多いので、羽織るものは一枚いれておきましょう。また、食事中に服が汚れる場合もあるので、機内で着替えが必要な場合に備えて、着替え一式も入れておくと安心です。
また、機内(LCCの場合は除く)では、飲み物のサービスはありますが、いつでも水が飲めるように、搭乗前にペットボトルで飲み物を買って、持ち込むようにしています。
赤ちゃん用の飲み物は、手荷物として持ち込めるので、家から準備しておいて大丈夫です。
飲み物が手元にあると、飛行機の中で飲みきらなかったとしても、現地の空港やホテルまでの道のりで、「喉が渇いた!」というときに飲むことができるので、便利です。
はじめの一歩!大変なこともあるけれど、すべてがよい経験になる。楽しいフライトを♪
いかがでしょうか。少しは不安が解消できましたか?
わたしの子連れ初フライトでの感想は…
心配したほどじゃなかった…!
そんな感じでした。でも、周りに大変そうなお母さんもいたのも事実です。空港の搭乗口で「飛行機なんて、乗りたくな~い!」と全力抵抗している子を見たことがあります。
そうならないために、大事なことは「子どもが飛行機にのるのが楽しみになる工夫」だと思います。わたしは、初フライトのときには、何カ月も前から「飛行機に乗ったら○○しようね~」とワクワクしそうな声かけをずっとしていました。ある意味、洗脳ですね、これ。
「飛行機の中って、どんななのかな」と飛行機の絵本を見せたり、「こんなところ見にいこうね」とガイドブックを一緒に見たり、テンションがあがるように必死でした。
だって、「飛行機なんて乗りたくない」「旅行いきたくない」って言われたら、悲劇です!
でも、一度行って楽しい思いをすれば、子どもの心には「飛行機=楽しい」と刷り込まれます。こうなったら、あとは楽です。子どもは、飛行機が好きになり、旅が楽しみになっていきます。
大変なことや多少のトラブルはあるかもしれませんが、それもすべて楽しい思い出に変えてしまいましょう!
子連れには子連れの「旅の仕方」があります。そして、「楽しみ方」があります。親が楽しんでいる姿を見れば、子どもも楽しいと感じます。
ぜひ、はじめの一歩を踏み出してみてください。
絶対に、楽しいですよ~♪ Have a nice trip!
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