家で過ごす時間、みなさん、いろいろ工夫しているようですね。「すごいな~」というものから、「これなら、うちでもできそう」というものまでありますが、新しいことを始めるのってけっこうエネルギーが必要。
すでに、疲れ切ってしまっているママにとっては、ハードルが高いのではないでしょうか。
わたしもそうでした。新しい遊びやアイデア、いいなぁと思っても、やろうという気持ちにはなれない。それより日々の生活疲れをなんとかしたい!
忙しい時間に限って「ママ」と呼ばれる
家事がなかなか進まない
家の中が散らかってイライラする
家での遊びにも飽きてきた
子どもと24時間一緒の生活、はじめはがんばっていても・・・、ここまで長期化するとそろそろ疲れも出てきますよね。
そんなママにぜひ伝えたい!先週から、我が子と始めた「保育園ごっこ」。子どもが率先して動くようになりました。さらに、自らお手伝いをしてくれるので、家事も楽に~♪
今日は、我が家で始めた「保育園ごっこ」の内容を詳しくお伝えしたいと思います!
保育園や幼稚園によっては、年長さんのお仕事が違う場合もあると思うので、そこはうまくアレンジしてみてくださいね。
【きっかけ】娘が語る「年長さんのお仕事」からヒントを!
「保育園のみんな、どうしているかな?」
娘が、保育園に行きたがっているのは分かっていました。そりゃ、大好きなお友達に会えない&遊べないのは、さみしいはず。
さらに、今年は「年長さん」になる年。保育園の最後の一年でもあります。
「年長さんになったら…♡」と期待でいっぱいだった娘は、年長さんデビューを心待ちにしています。(登園自粛になる前に、体調を崩して休んでいたので、進級式にも出られなかった娘)
そこで、『憧れの「年長さん」って、どんなことをするの?』と聞いてみることにしました。
すると、「係が4つあってね…!」と目をキラキラさせて語り始めました。その内容は、4つのお仕事があるということ。それが年長さんのかっこいいことなんだそう。
そこで、母はひらめきました!
家で「年長さん」の仕事をやってもらおうと。娘に提案すると「やりた~い!」とやる気満々です。
ということで、始まった「保育園ごっこ」。どんな風にやっているのか、細かく説明しますね。
その① 毎朝「今日のお仕事」を紙に書きます!
保育園では「朝の会」があり、そこで、日にちや天気などを確認するとのこと。そこで、毎朝、紙に「日付・曜日・天気」を確認しながら書きます。
その下に、「今日のお仕事」を箇条書きしていきます。これは、娘と相談しながら決めていきます。あくまで、子ども主体で。
例えば、今日のお仕事だと
①かいだんのそうじ
②でんたつ
③みずやり
④おみずをいれる
この4つは、保育園のお仕事です。「でんたつ」係の真相は、娘の説明ではいまいちよく分からなかったので、このお仕事の紙を書くことを仕事にしました。
これだけでもよかったのですが、娘はもっとやりたいというので、保育園以外の仕事を付け加えることにしました。
⑤おかたづけをする
⑥おふろとはみがきを すばやくする
⑦せすじ ぴ~んで ごはんをたべる
⑧ごはんのじゅんびを てつだう
日によって仕事の内容は変わりますが、だいたいこんな感じです。大事なのは、「子どもが自分で決める」ことですね。
片付けなどは「自分で決めたからやらなくちゃ」と思うのか、こちらから声をかけなくても、率先して片づけるようになりました。
その②「〇〇終わりました!」報告とともに花丸チェック
ひとつの仕事が終わると「〇〇、終わりました!」と報告に来ます。これも、憧れの「年長さん」の姿らしい。
報告があったら、すぐに伝達の紙に「花丸」を付けます。うちは、花丸で満足していますが、ハンコだったりシールだったり、または、お子さんが喜ぶマークを描いてあげるのもいいと思います。
例えば、ごはんだったら、三食ありますよね。「朝・昼・夕」と毎食後に花丸をつけてあげると、子どものやる気も高まります。
片付けも同じ。ひとつの物をきちんと片づけたら、すぐに花丸を!花丸の数が増えていくのも、うれしいようです。
その③ 一日のおわりには親子でふりかえりを…
寝る前には伝達表を見ながら、がんばったことを褒めるようにしています。「これ、すっごく助かったよ。ありがとう」と伝えます。
中には、「これはちょっとできなかったな」と子どもが自分でふりかえる項目があることも。そういうときは、まずは「自分で気づけたこと」を褒めてあげたいですね。
実は、「自分で自分の行動を振り返る」というのは、子どもにとってはけっこう難しいことです。できていなくても「できた!」というのが、子ども。
それが、自分の「もう少し」の部分に気づけたというのは、大きな成長です。そこを認めて次につなげることが、大切だと感じています。
【その後】「保育園ごっこ」こんな変化がありました!
保育園ごっこを始めて、まだ一週間。でも、たった一週間でたくさんの変化がありました。
☆自分から動くようになったから、イライラが減った。
☆階段そうじの他に、あちこち拭き掃除してくれるので、家事が楽になった。
☆朝の生活リズムが整った。忙しい時間は、一緒にお仕事タイム。
☆わたしが掃除機をかける時間に、並行して水やり&拭き掃除をしてくれる。家事がはかどるように。
☆役にたっていることが実感できるのか、率先して手伝うようになった。
☆自信をもってチャレンジすることが増えた。(苦手ななわとびも、練習しています)
とにかく、わたしが楽になりました!ただ、5歳児のやることなので、細かいところは目をつぶっています。多少のことは気にしない!やったことにダメ出しはしないようにしています。
【おまけ】どこまで続くか…少しずつ進化させる工夫も必要!
始めてまだ一週間。一応、三日坊主で終わらなかったのはよかった!でも、これが継続でするかどうかは、工夫が必要だと思います。
「始めはこうだったから…」という初志貫徹精神より、臨機応変に対応していくことが大事かな。
実は、「でんたつ」の仕事、初めは「紙に穴をあける」だけでした。それが、一週間で「紙に仕事の内容を書く」まで進化。
これは、親が言ったわけではなく、娘が「自分で書いてみたい」と言い出したので、こうなりました。うちでは、特に文字を教えていないので、見よう見まねで書きうつしています。
ただ、一緒に見ていて、書き順や濁点の場所など、間違っているところを教えるようにしています。(これをきっかけに「ひらがな」の練習を始めました。気になる方はこちらをご覧ください)
子どもが「こうしたい」ということを取り入れると、ステップアップしやすいです。一方で、たとえ昨日より今日の項目が少なくても「それでよし!」とする寛容さも必要だと思います。
親も子どもも「がんばりすぎないこと」!それが、継続の近道のように感じます。
【まとめ】家でできることで「年長さん」意識を育てよう!
楽しみにしていた憧れの「年長さん」。保育園をお休みしていても、できることがあります。妹や弟がいれば、なおさら「年長さん」気分を高める工夫もできそうですね。
頼りにされるとはりきっちゃう年長さんですが、やりたい気持ちはあるけれど、まだまだうまくできないこともたくさんあります。
できないことより、できることに目を向けて、子どもの成長を見守りたいものです。それが、親のストレス解消にもつながると思います。
【ポイント】
無理をしない
ほどほどに
継続できる工夫を
とはいっても、我が家もまだ始めたばかり。これからも、子どものやる気が続くように、工夫しながらやってみようと思います。よかったら、「保育園ごっこ」試してみてくださいね。
欲張らず、ほどほどに!年長さん意識を育てていきましょう。
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