子どものぬりえにはメリット・デメリットがある? 効果的な遊び方のポイントとは。

おうち遊び

色鉛筆やクレヨンなどで夢中に「ぬりえ」を楽しむ娘。

少し前までは、なぐりがきのような色のぬり方で満足していたのに、最近でははみ出さないように意識してぬっている姿が見られるようになりました。これも、成長ですね!

さて「ぬりえ」といえば、昭和のころから子どもの室内遊びの代表格!わたしも「ぬりえ」が大好きだった一人です。

ぶあ
ぶあ

「ぬりえ」にはメリットしかない!

そう思っていたのですが、なんと「ぬりえにデメリットがある」という話を目にしました。驚いて、調べてみることに。

ぶあ
ぶあ

確かに、デメリットと言えばデメリットなのかもしれないけど…

そこで、今日は「ぬりえのメリット&指摘されているデメリット」をお伝えします。さらに、指摘されているデメリットを考慮した上で「ぬりえを効果的に行うポイント」も紹介したいと思います。

「ぬりえ」を日頃取り入れている方、「ぬりえ」のデメリットを聞いて悩んでいる方これから「ぬりえ」を始めようと思っている方の参考になればと思います。

メリット① ぬりえは、指先をきたえることができる

ぬりえは、指先や手首の運動につながります。幼児の間に大切な「手に握る、動かす、指先に力を入れる、細かいところを描く」、その要素が「ぬりえ」には入っています。

はじめは、クレヨンをグー持ちでも大丈夫!だんだんと力加減が身につき、そのうち、えんぴつ持ちができるようになっていきます。正しい持ち方が身につくためにも、ぬりえは役立ちます。

えんぴつを持ち始めたばかりの子は、なかなか上手に書くことができません。そこで、ぬりえを使うことで、えんぴつの動かし方、力の加減を身につけていくことがもできます。

小学生にあがる前に、ぬりえで遊んでおくと「ひらがな」や「カタカナ」を学ぶときの筆圧にもよい影響を与えますよ。文字を書く前に「ぬりえ」を通して、えんぴつの持ち方や力の入れ方、手首の動かし方などを身につけておくと、子どもの負担も減ると思います。

メリット② ぬりえは、集中力がつく

以前、教員をしていたとき、教室でよく取り入れていたのが「ぬりえ」です。長時間、おしゃべりを我慢するのは大変でも、短時間「ぬりえ」をしているときには、教室の中はし~んとしていました。

集中力をつけるためにも「ぬりえ」は効果があります。普段、イスになかなか座っていられないという子にも、「ぬりえ」はおすすめです。好きなイラストやキャラクターのぬりえを机に向かってすれば、自然と座りながら作業することを習慣化できると思います。

メリット③ ぬりえは、達成感が得られる

できあがったあとに達成感が得られることも、ぬりえのメリットのひとつです。集中して「できた~!」という気持ち、その快感を幼いうちから味わっておくことは、その後の成長にも影響を与えます。最後までやり遂げた「達成感」を、ぬりえを通して体感することを積み重ねておけば、コツコツ努力する姿勢や最後までがんばる気持ちにもつながります。

短時間、小さいイラストなど、工夫次第で完成させることができるのも、ぬりえの魅力です。単純なもの、小さいものなど、お子さんの特性に合わせて選んであげることも大切ですね。

メリット④ ぬりえは、色彩感覚を養うことができる

娘の場合、ぬりえを始めて、一番変化が見られたのが「色彩感覚」でした。ぬりえを通して、色の組み合わせや色と色を混ぜ合わせる楽しさを、簡単に味わうことができます。

色の微妙な違いに気づいたり、色の組み合わせによって見え方が変わってくることを楽しんだりしています。

たくさんの色と出会うことは、幼児期に大切なこと。色を通して脳が刺激され、色を通して自分を表現することができる時期ですそれは、ぬりえ以外の色遊びにも共通していることではあります。でも、絵の具だと準備や片付けがちょっと大変ですよね。ぬりえの場合は、すぐに始めて片付けも簡単なので、ささっと短時間で場所を選ばずにできることも、魅力です。

メリット⑤ ぬりえは、イライラや不安の解消になる

ここ数年「大人のぬりえ」が出てきましたね。ぬりえを通して、気持ちが落ち着く経験を実際にされた方もいるのではないでしょうか。子どもと一緒にわたしもよくぬりえをします。

ぶあ
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ぬりえをすると、とにかく、無心になれる!

はっと我にかえると、子どもより夢中でぬりえをしている自分…がいたいりします。

こころが整うまではいかなくても(子どもと一緒にやっているので)、一度頭を真っ白にする効果は確実にあると思います。

子どもの場合も、イライラしたり、落ち着きがなかったりするときに、夢中でぬりえをすると落ち着くことがあります。

ただ、イライラしながらやり始めて、「ぬりえがうまくぬれない!」「色えんぴつの芯が折れた!」など、さらなるイライラ事件が起こる可能性も…子どもの場合、状況によっては逆効果になることもあるので、注意してくださいね。

ここまで、メリットをあげてきました。これ以外にも、子どもの使う色によって、子どもの心理状態を知るきっかけになることもあります。では、ここからは指摘されているデメリットを見ていきましょう。

指摘されるデメリット① ぬりえは、想像力が育たない

「ぬりえは決まったイラストの型に色をつけていく作業なので、想像力が育たないのではないか」という指摘があるようです。確かに、一から自分で描いた絵ではないし、決まったイラストがキャラクターの場合には、キャラクターの原画と同じ色をぬりたがる傾向はあるかもしれません。

ただ、我が子の場合、好きなキャラクターのドレスを自分の好きな色でぬっているし、飾りを付け加えたりもしています。一概に「想像力が育たない」とはいえないのかなと思っています。

もし「想像力が育たない」ことが心配な方は、キャラクターもののぬりえは避けてもいいかもしれませんね。キャラクター色のうすい、どんな色でぬってもいいようなイラストを使ってみてはいかがでしょう。

保育園でもぬりえをして持ち帰ってきますが、先生が描いたイラストをぬりえとして使っているようです。絵を描くのが得意な方は、自分で描いたイラストをぬりえに使ってもすてきですね!

指摘されるデメリット② ぬりえは、自分なりの絵が描けなくなる

「ぬりえは、自分なりの絵が描けなくなるのではないか」とも言われているようです。既製のものに色をぬるだけだから、自分なりの絵を描けなくなってしまう…ということなのだと思います。

確かに、教員時代を思い返すと、小学校の図工の時間、絵を描けない子はいました。でも、その原因が「ぬりえ」だとは断定しにくいのではないかと思います。

見て描くことは得意だけど、想像して書くのは苦手…って、よくありませんか?

実は、わたしも、どちらかというと見て描く方が好きです。

もともと絵を描くことが得意な子もいれば、不得意な子もいてあたり前。また、発達の段階で、指先にあまり力が入らなかったり、空間的な認識力が足りなかったりということも考えられます。

幼いときに何かのきっかけで「絵が苦手」とインプットされた子は、その後も「自分は絵が描けない」と思い込んでいることも多いです。

つまり「ぬりえをすると、自分らしい絵が描けなくなる」とは言い切れないのではないかなぁと個人的には思っています。「自分らしい絵が描けない」ことには、さまざまな要因が関係しているのではないのでしょうか。

ここまで、ぬりえのメリット&デメリットをお伝えしてきました。お伝えしてきたメリットやデメリットを考慮した上で「ぬりえをするときに大切なポイント」を紹介したいと思います。

ぬりえを効果的に行うポイント① 子どもの好きなようにさせる

子どもと一緒にぬりえをしていると、いろいろ気になったりしませんか。

・はみ出している

・色のぬり方が雑すぎる

・「そこにその色!?」という色をぬる

・塗り終わっていないのに、次にいく

など、大人の感覚だと「一言申したい」ということがあるがよくあるものです。でも、ぬりえを効果的に行うためには、子どもの好きなようにさせることが大事です。

慣れない色えんぴつ、またはクレヨンなどを手にもち、一生懸命うまくぬれないながらもぬっているわけです。その横から「はみ出してるよ」「その色じゃない方がいいんじゃない?」とか言われたら、それは楽しくなくなりますよね…。

「色をぬるって楽しい!」という子どもの気持ちを育てることが一番です。

つまり、親が口出ししないのがポイント!言いたくなるけれど、言わないことで、子どもの「楽しい」は保障されます。

もちろん「無言でぬりえしましょう!」というわけではないですよ~!楽しいおしゃべりをしながら、歌でも歌いながら、楽しい気分でやってみてください。

娘の昔のぬりえを見直すとすごいぬり方をしています。でも、今では、すみまで自分でぬっているし、ぬりえにオリジナルのものを書き足して楽しんでいます。あれこれ言わなくても、子どもは成長していくものですね。

ぬりえを効果的に行うポイント② 発達に合ったぬりえを使う

ぬりえのメリットでも少しふれましたが、お子さんの年齢や特性、好みなどに合ったぬりえを使うことをおすすめします。まだ、細かいところをぬれないのに、細かいぬりえをぬろうとしても、結局「ママがぬって~!」になる可能性大です。

保育園でも、はじめは大き目のイラスト1つ。それから、大きさが小さくなり、イラストの数が増え、だんだんと細かいイラストになっていきました。

はじめからむずかしいものにチャレンジすると、「できない」から「楽しくない」につながってしまうことも。スモールステップで「できる」「楽しい」経験を積み重ねていくことが大事かなと思います。

【まとめ】ぬりえで効果的に遊ぼう!ぬりえのメリットは大きい

「ぬりえはメリットだけじゃなく、デメリットもある」と聞いて不安になっている方もいたのではないでしょうか。

でも、指摘されているデメリットは、個人的には、それほど心配しなくてもいいのではないかなぁ…と思っています。ただ、これを読んでも不安が残る方には、無理に「ぬりえ、やった方がいいですよ」とは言うつもりはありません。ぬりえではなく、お絵描きでもOK!

結局、メリットもデメリットも、大事なことは「バランス」。「ぬりえがいいからずっとぬりえ遊びだけをやる」としたら、指摘されているデメリットの面が出てきてしまうかもしれません。だからといって「ぬりえはやらせない」というのも、ちょっともったいないかな。事実、うちの娘はぬりえが大好きなので、それをやめさせようとは思いません。

ぶあ
ぶあ

上手にぬりえを取り入れながら、ぬりえのメリットを活かしていきましょう!

プロフィール
ぶあ
ぶあ

教育アドバイザー/WEBライター/元小学校教員×チャイルドコーチ
10年以上の小学校教員経験&コーチングを活かした子育てを実践しながら、その経験をもとにコーチング子育て、おうちで使えるコーチング法など、オリジナルメソッドを公開中。現在、フリースクールを構想中!
子育ても生き方も、もっともっと自由でいい!まわりの「ものさし」に合わせるのではない、肩の力をぬいた「頑張らない子育て」を実践☆
旅大好きな昭和アナログ世代。結婚して子どもが生まれても、旅人魂は変わらず。夢は「旅するように生きること」。

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