暑くなってきました。毎年、どんどん気温があがっているように感じませんか。
まさに、温暖化。いくら冷房を使っても、日傘をさしても、熱中症になる危険はあるなんて、わたしが小学生のころには考えられなかった!
そして、日本の夏のつらいところは、湿度も高いところです…。ただ暑いだけじゃなく、ベタ~っとした湿気、ムアッとした息苦しさ、さらに今年はマスク生活。熱中症になるリスクが高まります。
熱中症にはなっていないと思うけど、
なんとなくだるさがある。
食欲もあんまりない・・・
そんなこと、ありませんか。熱中症には水分補給。いくら水を飲んでも、のどが渇くことがありますよね。熱中症には「ただの水」はあまり効果がないといわれています。
そんなとき「梅干しが熱中症にいい」といううわさを聞きました。たしかに、すっぱいものって体によさそうですよね。そこで、今日は「梅が本当に熱中症に効果があるのか」「梅シロップって簡単に手作りできるのか」「梅シロップ作りのメリット」などをお伝えしたいと思います。
梅が熱中症に効果的なわけ
「熱中症に梅干しがいいらしい」という話は聞いたことがありますか。
梅干しには、熱中症で失われやすい「ミネラル」と「塩分」が入っているからなんですね。汗には塩分が含まれていて、体の中の水分と塩分が同時に排出されています。だからこそ、汗をたくさんかいたときには、水分だけではなく、塩分も一緒にとろうと言われています。塩飴とかも一時ブームになりましたね。
さらに、梅にはクエン酸も多く含まれています。クエン酸は、疲労回復にも効果が高いことは有名。熱中症だけでなく、夏バテ対策にもなる食べ物です。
ただ、梅だけでは塩分は含まれていないため、「梅干し」として加工して食べるのが効果的だというわけ。でも、梅干し作りって大変…。昔、祖母が毎年この6月は梅干し作りをしていたっけ。作る姿を見ていましたが、わたしにはできそうにありません。
そこで、誰でも簡単にできるのが「梅シロップ」。梅と氷砂糖さえあればできるので、簡単です。
「え~、でも、これだと塩分がとれないのでは?」
その通りです。でも、塩分は飲むときに、ひとつまみ塩を加えるだけ解決!
ということで、実家から届いた梅を使って、梅シロップを作ってみたいと思います。
梅シロップの作り方
いろいろな方法がありますが、簡単な方法で作りました!
準備するもの
・梅 1㎏
・氷砂糖 1㎏
・密閉できる容器(3~4L)
・お湯
・あれば、アルコール度数の高いお酒
ちなみに、我が家には密閉できるビンが小さめのものしかなかったので、ビンを2つ使って作りました。
作り方
① 梅をきれいに洗って、へたをとる。
② 梅の水分をよく拭いて、乾かす。
③ 容器を熱湯消毒して、よく乾かす。
④ 梅を入れる直前に、アルコール度数の高いお酒をキッチンペーパーにしみこませて、容器の内側を殺菌する。
⑤ 梅と氷砂糖を交互に入れていく。
⑥ 冷暗所で保管する。(一日一回は、容器をクルクル傾け、シロップが混ざるようにする)
ポイント
☆一週間~10日ほどで梅シロップが完成します。しっかり風味がでるのは、2~3週間後。
☆梅がしわしわになってきたら、梅だけ取り出す。渋みが出る前に。
☆冷蔵庫に入れておけば、1年くらい楽しめると言われています。でも、我が家はその前に飲みきってしまうので、1年ものは飲んだことがありません。
梅シロップの飲み方
シンプルに、水にうすめて飲んでもいいし、炭酸水でわってもさわやかです。そこに、ひとつまみの塩を入れるのを忘れずに。
牛乳でわっても意外とおいしいですよ。牛乳嫌いな子でも飲めるかも。
以前、牛乳嫌いの克服法をお伝えしたことがありました。気になる方はこちらもどうそ。(おかげさまで、無事、牛乳嫌いを克服できました~)
あと、これからの季節、かき氷にかけても◎! 酸味と甘みで頭もすっきりします。
残った梅の活用法
しわしわになってしまった梅は、果実の部分がほとんどないので、活用がむずかしいかもしれません。うちは、しわしわになる前に梅シロップを飲みきってしまうので、わりと果実がしっかりついている梅が残ります。
これ、このまま食べてももちろんおいしい!すっぱいもの好きな人は、プラムみたいでバクバク食べられると思います。「ちょっとすっぱいのは苦手」という人は、梅ジャムがおすすめ。砂糖と一緒にぐつぐつ煮るだけ。朝食のパンにぬって食べれば、朝から元気になれますよ。
梅シロップ作りは「食育」にもなる
梅シロップ作り、意外と簡単にできます。そして、子どもと一緒にできるのもいいところ。食育につながります。特に、我が家は実家の梅なので、梅の実取りからできるところも、ラッキーです。
そういえば、昔、小学生と一緒に「梅シロップ作り」をしたこともありました。暑い夏、プールの後に、みんなで飲んだ梅ジュース。そのときの子どもたちの笑顔が、今も忘れられません。今の学校現場では、衛生的な問題でなかなかできないかもしれませんね。
「自分で作って食べること」
これは、どの時代の子どもも大好きなことではないでしょうか。
今までは、毎年、実家で作ったものをもらっていました。でも、こうやって手作りしてみると、手作りするから得られるものがあるなぁと感じました。
「季節を感じる時間」
「ゆったり過ごす豊かな時間」
忙しい毎日の中で、こうやって立ち止まって、親子で時間を共有するのもいいものですね。あらたな発見です。
今年の夏も、暑くなりそうです。熱中症予防にも、夏バテ対策にもなる「梅」を使った「梅シロップ」、作ってみませんか。
コメント