元教員が教える!入学式当日に気をつけたいこと~現場で見てきたあるある話~

小学校
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あっという間に、もうすぐ1年生。

子どもも親もそわそわしてくる時期ではないでしょうか。

入学式に参列するときに「これはどうかな」「あれは大丈夫かな」といろいろな心配があるかもしれませんが、今日は、実際に何度も入学式に参列した元教員が『ここだけは気をつけて~!』ということを厳選してお伝えしたいと思います。

入学式に気をつけたいこと① 子どものトイレは大丈夫!?

入学式用の洋服を準備されている方も多いのではないでしょうか。

普段着とは違って「特別な服」。着慣れた服ならそれほど心配することはないのですが、着慣れていないからこそ、ちょっと気をつけてください。

子どもはその服でちゃんと一人でトイレに行けますか?

「入学式には親子で参加するから大丈夫!」と思っている方もいるかもしれません。でも、実際に式が始まってから、親子バラバラで行動する時間の方が多いです。

実際、新一年生の中に、いつもと違う服だからかトイレで戸惑う子もいました。

「ふわふわすぎてスカートがまくれない」

「ズボンのチャックができない」

「上着のボタンがはめられない」

まぁピカピカの1年生あるあるです。かわいいものですが、時間が限られている入学式なので、教員はけっこう焦ったりもします。練習できるのであれば、事前に入学式用の洋服でトイレに行けるかどうか試してみるのもいいですね。

また、高い確率で「ハンカチ」を持っていないため、トイレ後に手を拭けない子続出します…

そこで、わたしは新一年生担当になったときには、必ず手拭き用のタオルを用意していました。これからは、感染症対策などで、こういった共用タオルは使えなくなるかもしれませんね。

ということで、入学式の洋服にポケットがあるか確認し、、ぜひ「ハンカチ」を持たせてあげてくださいね。

入学式に気をつけたいこと② 親のスリッパ忘れ

学校によって違いがあるかもしれませんが、わたしが今までいた学校のほとんどが、入学式では靴をはきかえ上履き(スリッパ)で参列してもらっていました。

でも、入学式当日というのは、バタバタするもの。特に、はじめてのお子さんの場合、保護者の方は気持ち的にも余裕がなくなったりするものです。

せっかく、きれいな洋服で親子で登校したものの…「あれ?子どもの上履きはあるけど、自分のものがない!」という方がけっこういます。学校によっては、学校用のスリッパを貸し出しているところもありましたが「基本は家から持ってくる」です。

貸し出しをしていない学校では、裸足で式に参列している方の姿を見たこともあります…。体育館は寒いし、学校の廊下には画びょうなどが落ちていることもあり危険です。

お子さんの持ち物、学校へ提出するものなどで、頭がいっぱいになると思いますが、その中に必ず「自分のスリッパ」も入れておきましょう!

入学式に気をつけたいこと③ 意外と持ち帰るものが多い!

入学式の日、朝は、空のランドセルに新しい洋服、意気揚々と登校することでしょう。

でも、子どもにとっては、入学式は疲れるもの。緊張と不安でいっぱいのお子さんもいるはずです。入学式当日は、式だけじゃなく、大量の配布物の説明などもあり、緊張感がもたない子、疲れてしまう子もいます。

帰りには、疲れてランドセルは背負えない…ということも想定しておきましょう。また、大量の配布物の中には、教科書なども含まれているため、けっこう重いです。

細かいものもあるので、落とし物や忘れ物がないように、しっかり持ち帰るようにしましょう。提出期限が決められていたり、「いつまでに記名してもってきてください」というものがあったりします。

家に帰って、しっかり中身をチェックすることも忘れずに。

ランドセルにすべて入るとは思いますが、万が一入らないものがあったときに対応できるよう、荷物が入る袋(エコバックなどでもいいですね)を持っていくと安心です。

入学式に気をつけたいこと④ 紛失率が高すぎる!就学通知書

入学式当日の持ち物に必ずある「就学通知書」。

入学式当日の受付で確認するものなのですが、この紛失率がとても高いです。(地域にもよるのかもしれませんが…)

教員時代には「なぜ、こんなに紛失しやすいのだろう…?」と不思議でした。

でも、実際に娘が入学することになり、その理由が分かりました!

実はこの通知書、年長の秋ごろに届くものなんです。そして、この通知書をもって「就学前健診」を受けに行くという流れ…そのあと、何カ月もの間、ちゃんと保管しておかないといけない!

「就学通知書が大事なもの」というのは、就学前健診や入学説明会などでも説明があります。大事なことは分かっている、大事だからこそ大事にしまいすぎて見つからない!ということが起こるのではないか。さらに、通知書が小さい!

つまり、紛失する要素がありすぎることが分かりました。実は、わたしも、必死に探しました。

ぶあ
ぶあ

絶対に捨ててはないけど、どこにしまったっけ!?

見つかって、ほっとしましたが、やっぱり紛失しやすいなぁと実感しました。今、これを読んでいる方で、「あれ?どうしたっけ?」と思われた方、はやめに探しておきましょう。入学式ギリギリになると、もっとあわてます。

入学式に気をつけたいこと⑤ 通学路を通って帰る!

入学式が終わって、ひと安心。子どもも疲れている様子だし、荷物も重いし、一番近い道で帰りたい!その気持ちよく分かります。

でも、子どもにとっては、学校から家に帰る道を確認できる大事なチャンスでもあります。次の日からは、通学路を通って帰宅することになるわけだし、違う道を通って帰ってしまうと、混乱する子もいるかもしれません。

「明日から、この道で帰るんだよ」と目印などを確認しながら、帰るといいですね。

学校まで登校できるけど、下校できない子がけっこういるものです。同じ道を通るのに…です。

入学後しばらくは、集団下校や途中までお迎えなどで、少しずつ下校に慣れていくプログラムが組まれていると思います。でも、通学路に慣れるためにも、入学式後も通学路を通って帰るようにしましょう。

【まとめ】入学式に向けて準備を始めよう!

「入学式、何着ていこう!」というお悩みの方もいるかもしれません。基本「こうでなければならない」はないので、それほど気にしなくても大丈夫です。

すごく奇抜な格好でなければ、そんなにお互いの服装を見てはいないのではないでしょうか。数多く入学式に参列してきましたが、服装で印象に残る保護者の方というのは、ほとんどいません。

入学式の主役は「子どもの笑顔」です!

服装よりも「入学式当日のことの方が大事!」だと個人的には思います。

ぜひ、これを読んで参考にしていただけたらと思います。とはいっても、6歳児とともに参列するのだから、ハプニングはつきもの。「何があっても、何とかなるさ」精神も大事です。何か失敗したとしても過ぎてしまえば、笑い話になります。

一生に一度の入学式、親子で思い出深い一日となりますように…

プロフィール
ぶあ
ぶあ

教育コンサル・アドバイザー/WEBライター/チャイルドコーチ
10年以上の小学校教員経験&コーチングを活かした子育てを実践しながら、その経験をもとにコーチング子育て、おうちで使えるコーチング法など、オリジナルメソッドを公開中。現役時代には発信できなかった「教師の本音」、若い先生たちに伝えたい「ちょっとしたノウハウ」を伝授!
子育ても生き方も、もっともっと自由でいい!まわりの「ものさし」に合わせるのではない、肩の力をぬいた「子育て」「教育」が必要☆
旅大好きな昭和アナログ世代。結婚して子どもが生まれても、旅人魂は変わらず。夢は「旅するように生きること」。

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