さて、「本好きの子に育てるにはどうしたらいいの?」という質問をよく受けます。
①小さいときから身近に本がある生活をすること。
②読み聞かせをたくさんしてあげること。
③親が本を読んでいる姿を見せること。
ではないかと思います。どれも「本の楽しさを知ること」につながります。「本の楽しさ」を知れば、自然と本が好きになります。
そして、「本を読みなさい」なんていう必要もなく、本を読みたがるようになります。逆に、本が好きすぎて困るという悩みをもっているママもいますが…。
「本好きを育てる工夫」については、こちらをご覧ください。
「小さいときから、本を読み聞かせしてあげたい」
と思っても、絵本ってたくさんありすぎて、どれを選んだらいいか分からないという方もいるのではないでしょうか。
乳児期と幼児期の絵本は少し違ってきます。乳児の場合は、視覚にうったえる本やしかけがあっておもしろい本、単純な言葉を繰り返す本などが特長ですね。でも、幼児になると、子どもによっていろいろなものに興味を示すようになります。
「どんな本を選んでいいのか、迷ってしまう」というのは、幼児ママの共通の悩みなのではないでしょうか。
そんなときにおすすめなのが「月刊絵本」です。いろいろな出版社から「月刊絵本」が出ていますが、「おとぎ話を読ませたい」のであれば「学研」がおすすめです。
今日は、なぜ「学研の月刊絵本がおすすめなのか」をお伝えしたいと思います。
理由① 一冊の値段が安い
なんといっても、安い!
月刊絵本シリーズもいろいろあります。学研の月刊絵本の中でおすすめなのは「学研のおとぎばなし」シリーズです。月310円(税込)で、毎月一冊絵本が届きます。
絵本って、意外と高くないですか?
欲しがる本を買っていくと、かなりの出費になります。図書館を利用するのもおすすめですが、近くに図書館がない場合にはわざわざ図書館まで足を運ぶのも大変です。
また、最近はネットでも中古本を安く購入することができるようになりましたね。もし、お気に入りの絵本が中古で手に入る&中古でも気にならない場合は、それもありかもしれません。でも、欲しい本がタイミングよくあるとは限りません。
一冊310円で毎月新しい絵本が届く。こちらであれこれ選ぶ必要もないし、「今月はどんなお話かな?」と子どももワクワクして待つようになります。そして、何より家計にやさしい!親にとっても助かります。
理由② 薄くてかさばらない
絵本の収納って困りませんか。とにかく場所をとる。そして、本好きを育てようと思うと、どうしても本が増えていきます。
学研の「おとぎばなし」シリーズのすばらしいところは、本が薄いこと!
一冊がかさばりません。一冊の厚さ、わずか3㎜程度です。これなら、1年に12冊届いても、すっきり収納できます。そして、薄いのに、ちゃんと背表紙に題名が書いてあるので縦に収納してもどの本かが分かるという、すぐれもの!
薄い本だと背表紙がないものも多く、それだと横置きにしない限り、子どもは自分の読みたい本をすぐに取り出すことができません。学研さん、よく考えているなぁと感動しました。
さらに、本が薄いことはもう一つメリットも。子どもが一人で読むときに疲れません。
重い絵本だと、ひざに乗せて読むにしても、手でもって読むにしても、幼い子どもには負担になります。「ママ~。読んで~(重いから)」となりますよね。
でも、本が薄いと重さも軽い。つまり、一人読みにもぴったりなんです。年少、年中と2年間、学研の「おとぎばなし」シリーズにお世話になりましたが、一人読みをすることが増えました。
年長になった今では、先生になりきって「読み聞かせ」をしたがります。親とぬいぐるみを並べて、なりきり先生、おもしろいです。そんなことが簡単にできるのも、軽くて薄い絵本だから!です。
理由③ 誰もが知っている名作を厳選
「何を選んでいいのか分からない」そんな悩みを解決するのが、月刊絵本のよさです。学研の「おとぎばなし」シリーズは、幼稚園や保育園でも購入しているところも多いと思います。
幼児に読み聞かせしたい「誰もが知っている名作」を厳選して届けてくれるもの。つまり、はずれがありません。
誰もが知っているであろうお話が、1年間なら12話、2年間で24話読むことができるわけです。
「おとぎ話は別に知らなくてもいいんじゃない?」という人もいるかもしれませんね。確かに、絶対読まないといけないわけではない。
でも、日本の昔話にはそのお話を通して伝えたい教訓が込められているものが多いです。昔の人は、お話を通して子どもに大切なことを伝えていたのだと思います。
それは、時代が変わっても、今でも通じるものであるって、すごいと思いませんか。日本でも世界でも、ずっと変わらず語り継がれている話を子どもにも伝えたい!そんなふうに思います。
2年間で24冊の絵本が届きましたが、実は知らないお話もありました。それが、また娘の大好きな一冊「へっこきよめさ」というお話。知っていますか?
何度読んでも、大喜びの娘。おもしろいので、知らない人にはぜひ読んでもらいたい一冊です。
理由④ 挿絵にぬくもりがある
最近は、今どきっぽい(個人的な感覚⁉)イラストの昔話絵本も出ています。でも、どうも昭和アナログ人間には、抵抗がありました。
昔話や童話は読み聞かせたいけど、挿絵がいまいち…。と思っていたときに出会ったのが、学研の「おとぎばなし」シリーズでした。
どのお話も、一流作家が描いています。一流作家だからなのか、とにかく挿絵がいい!ちょっと昭和チックなんです。でも、うんと昭和でもない。
とにかく、温かみのある挿絵で、とても気に入りました。すべてが同じ人が描いているわけではないので、毎月どんな挿絵なのかも楽しみでした。
好きな挿絵の絵本って、何度も読みたくなりませんか。子どもに「これ、読んで!」と言われたときに、読んであげたくなる挿絵なわけです。ただし、個人的な好みなので、みなさんが同じ印象をもつかどうかは分かりません。
理由⑤ ちょっとしたしかけ&親向けのアドバイス付き
絵本の中には、必ず折り込んだページが1枚あります。子どもは、「そこをめくるとどうなっているんだろう?」とドキドキしながら読み進めます。そのちょっとしたしかけが、子どもの心をつかむようです。
また、絵本の最後には、「お話のこんな楽しみ方・発展」が載っています。絵本を使って、子どもと楽しむアドバイスが載っているので、とても役に立ちます。
ただ読むだけでもいいけれど、さらにこんなこともできますよ~というもの。さすが、学研です。(別に学研の関係者ではありません…)
後悔なしの「学研のおとぎばなし」シリーズ!迷ったらコレ
昭和に育ったわたしは、日本の昔話といえば「日本むかしばなし」のアニメ。童話といえば「グリム童話」。その印象だけが強く、話の内容も覚えているようないないような感じでした。
でも、改めて、月刊絵本で日本や世界の「おとぎばなし」を読んでみると、意外な結末だったり、「へ~こんな話だったんだ」と驚いたり、新しい発見がありました。
子どもも大人も一緒に楽しめる絵本シリーズです。
いいものは代々受け継がれるもの。
「とりあえず、有名なお話は読み聞かせしたい」という人には、「学研のおとぎばなし」シリーズは本当におすすめです。
ちなみに、この「おとぎばなし」シリーズは、3・4歳向けとなっています。でも、もうすぐ7歳になる娘は、今でも読んでいるので、この先も長く読めるのではないかと思っています。
月刊絵本、学研以外の出版社からも出ていますね。「おとぎ話系はもうもっている。でも何を読んでいいのか悩んでいる」という人は、他の出版社の月刊絵本を探してみてもいいと思います。
福音館書店の月刊シリーズもおすすめですよ。娘も年長になったので、次はどんな月刊絵本にしようかと検討中です。
本の収納は、子どもの手が届く場所に!
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