子どもが仲間外れにされていたら… 親ができること!

コーチング

ひと昔前は、子どものけんかは日常茶飯事。

子どもの世界に大人は入らなくても、自然と解決できていたように感じます。

最近はずいぶん変わったなぁという印象。教員時代も、たくさんの子どもたちのトラブルを見てきました。ちょっとしたトラブルに親が介入してこじれたり、逆に「小さなこと」として見逃してしまい、後々大きな問題に発展してしまったり…。

放っておけば、なんとかなる…という時代は、終わったのか…と感じていたものです。

今は、親という立場で自分の子どもと向き合っていますが、教員の立場とはまた違います。

今日は「親という立場で、どのように子どもと向き合えばいいのか」ということをお伝えできればと思います。コーチングの一番大事な「聴く」ことを第一に、子どもが自分でトラブルに立ち向かう力をつける方法です。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

トラブルが起きたときの対応① とにかく子どもの話を最後まで聴く

トラブルが起きたとき、どうしても感情的になってしまいがち。でも、そこはうんとこらえて、とにかく、子どもの話を最後まで聴いてあげましょう。

途中で「こうだったの?」「それで何されたの?」などと質問したくなることもあると思いますが、あまり質問攻めにすると、子ども自身の言葉ではなく、大人の言葉に誘導されてしまうことも。

まずは、子どもが伝えたいことだけを、すべて聴いてあげるのが〇!気になることなどは、後から少しずつ確認していけばいいので、はじめは忍耐強く「聴き」ましょう。

ただ、お子さんによっては、まだうまく言葉で説明できない場合もあります。そういうときは、子どもが答えやすい質問をしてもOK。何があったのか、状況を確認できるといいですね。

トラブルが起きたときの対応② 子ども自身の言動を確認する

子どもの言葉で事実確認ができたら、おしまい!ではありません。

実は、子どもは自分に都合が悪いことは記憶から消していることも多いからです。自分がやられたことを覚えているけれど、自分がやってしまったことは覚えていない…そんな経験はありませんか。

子どもは、嘘をつくつもりはなく、ただ覚えていないということが多くあります。よくよく思い出してみると、「自分もこんなこと言っちゃった!」「きっかけは、自分だった!」ということもよくあります。

また、相手からいやなことをされた後、どうしたのかも、きちんと伝えられるようになるといいですね。そこは、親が「その後、どうしたの?」と聞くことで確認できます。

実は、ここの部分がとても大切です。「いやなことがあった」「仲間外れにされた」などと聞くと、親としては「大変!なんて、かわいそうに…」と感情的になってしまいますよね。

でも、その後、子どもが自分でどのように行動したのかが、子どもがトラブルに立ち向かう力をつけるためには、とても重要です!

「先生に相談した」「いやだと、相手に伝えた」「他の友だちと遊んだ」など、一人ひとり違う行動をとっているはずです。それが、「自分で考えた行動」だといえます。中には「悪口をいっちゃった…」「手をたたいちゃった」などといった行動をしている子もいるかもしれません。

ぜひ、「どのように考えて、行動したのか」を聴いてあげてください。そして、「よく考えて行動したんだね」と認めてあげましょう。もし、その行動があまり好ましくないものだった場合は、その行動を子ども自身が振り返らるといいですね。それが、次への行動につながっていきます。

トラブルが起きたときの対応③ 学校の先生に相談する

トラブルの内容や頻度にもよりますが、場合にはよっては、学校の先生に相談した方がよいこともあります。

たとえば、同じような状況が続いている場合、同じ子からいやなことをされている場合、お子さんが行動を変えても、状況が変わらない場合、状況が悪化している場合…などには、早急に学校の先生に事実を伝えるようにしてください。

そのときの伝え方も、できれば、直接話せるといいですが、手紙よりは電話がおすすめです。手紙だとニュアンスで伝わりにくいこともあります。また、どうしても紙面で伝えたい場合には、連絡帳とは違うものに書くようにしましょう。

連絡帳は、子どもの目にふれるものなので、トラブルを相談するには適していません。別の封筒などに入れて、先生に届けるようにお子さんに伝えると〇!また、内容も、できるだけ簡潔に、事実をわかりすく伝えましょう。

トラブルが起きたときの対応④ 子ども自身の振り返りをする

先生に伝えた場合には、必ず何かしらの対応をしてくれるはずです。その結果を待ち、お子さんと一緒に振り返りをしてみてください。

親子で話していた内容とは違ったり、誤解していたりすることもあるかもしれません。または、学校でトラブルになった友だちと話す時間をとってくれることもあるかと思います。そのときの様子を聴きながら、あたらめて、自分自身の行動を振り返る時間を親子で共有してみましょう。

トラブルが起きたときの対応⑤ 次の行動を自分で考える

振り返りができたら、「今度同じようなことが起きたらどうするか」「起きないために、どんなことができるか」を一緒に考えましょう。

そのときに、できたら否定語ではなく、肯定語で考えられるといいですね。

否定語というのは「〇〇しない」などの言葉、「乱暴な言葉は使わない」などにあたります。

逆に、肯定語とは「〇〇する」などの言葉、「やさしい言葉を使って伝える」などになります。

教員時代に、よく教室で「ふわふわ言葉」と「ちくちく言葉」という話をしていました。「ふわふわ言葉」とは、話す人も聴く人もみんなが心地よい言葉のこと。「ちくちく言葉」とは、心に突き刺さるような言葉のことです。

低学年でもわかりやすいたとえなので、ぜひご家庭でも使ってみてください。お子さんが話した言葉で「あれ?今のは…」というときには「今の言葉は、ちくちく言葉?ふわふわ言葉?」と問いかけるだけで、子ども自身が気づくことができます。

トラブルが起きたときの対応⑥ 子ども自身の成長を認める

トラブルは起きない方がいいのか…!?

大きなトラブルは未然に防げた方がいいですね。でも、小さなトラブルは、マイナスなことばかりではありません。

トラブルから学ぶこともたくさんあります。特に、子どもはまだまだ発達途中。失敗を繰り返しながら、成長していくものです。トラブルが起きるということは、人と関わっているということでもあります。

「トラブルなんて…」と暗い気持ちになるかもしれませんが、そこは親がポジティブに考えて、一緒に乗り越えていきましょう。

そして、トラブルを通して成長したお子さんの姿をしっかり認めてあげることで、子どもは次のトラブルに立ち向かう力をつけていきます。トラブルは子ども自身が解決できるよう、親がサポートしてあげるといった感じでしょうか。

親は、いつまでも子どものサポートをし続けることはできません。

子ども自身が、物事の善悪を考えて判断し、最善の行動をとることができる。その結果、失敗しても、それはそれで「大きな学び」です。その失敗から、また新たな行動を考えていけばいい。

そうやって、いろいろなトラブルに遭遇しても、自分で解決手段を考える子に育っていくのではないでしょうか。

【まとめ】親は、冷静に子どもと向き合おう!感情的になるのはNG!

親になる前は、感情的になるわけを理解できませんでした。でも、親になると、かわいい我が子が苦しんだり、悲しんだりしている姿は見たくないもの。傷ついている我が子を見て、感情的にならない方がむずかしいのだと実感しました。

それでも、冷静さは大切です。親が感情的になってしまうと、子どもは「自分はかわいそうなんだ」「自分は悪くない、相手が悪いんだ」など、一方的な感情を抱くことも…。被害者意識が強くなると、劣等感を抱いたり、積極的に関われなくなってしまったりするかもしれません。

また、親自身、感情的になると、物事を広い視野でみることができなくなります。

たとえば、子どもの言い分と事実が違った場合、それを受け入れることができなかったり、「かわいそう」という思いだけで、自分のお子さんの成長の機会を逃してしまったりすることもあります。

「失敗は成功のもと」というように、「トラブルも子どもにとっては成長の機会」ととらえられるといいですね。どんなことでも、学びに変えることができます。たとえ、悲しい出来事であっても、悲しい経験があるからこそ、人にやさしくなれることも、あるはず。

親のちょっとした姿勢が、お子さんのトラブルに立ち向かう姿勢につながっていきますよ。

プロフィール
ぶあ
ぶあ

元小学校教員×チャイルドコーチ
10年以上の小学校教員経験&コーチングを活かした子育てを実践しながら、その経験をもとにコーチング子育て、おうちで使えるコーチング法など、オリジナルメソッドを公開中。
子育ても生き方も、もっともっと自由でいい!まわりの「ものさし」に合わせるのではない、肩の力をぬいた「頑張らない子育て」を実践☆
旅大好きな昭和アナログ世代。結婚して子どもが生まれても、旅人魂は変わらず。夢は「旅するように生きること」。

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