食事中テレビを消すだけ!で得られる6つのメリット

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食事中にテレビつけていますか。

それとも、消していますか。

食事中にテレビをつけている家庭は約7割という情報があります。

その中には、「食事中にテレビをつけない方がいいと聞いたことがあるけれど、なんとなくつけている」「食事中にテレビを消すとし~んとした中で食事することになる」という声も。

我が家も朝はテレビをつけて食事しています。でも、夜だけはテレビを消して食べるようになりました。ちょっと前につけて食べていた時期もあったのですが、消して食べた方が明らかに子どもにとってメリットがあると感じたからです。

そこで、今日は「食事中にテレビを消すだけで得られるメリット」をお伝えしたいと思います。「絶対にテレビがだめ!」というわけではありませんが、テレビを消して食事をすると「子どもの成長によいことがある」ということをぜひ知っていただきたいと思います。

メリット① 家族の会話が増える。子どもが話せる場ができる。

我が家では、朝食はバラバラでも、夕食だけは家族みんなで食べるようにしています。(夫が残業の日などは仕方ないですが)

テレビがついていると「テレビの話題で会話ができる」という方もいるようですね。でも、テレビを消すと、「自分の話」で会話ができるようになります。

子どもはおしゃべりな子も自分からあまりしゃべらない子も、本当は「話したい」と思っていることが多いです。夕食の時間は、子どもが主役。その日あったことや楽しかったこと、失敗したことなど、話したいことを話せる時間にすることで、子どもにとって安心して話ができる場になります。

特に、共働きでなかなか子どもと話す時間がないというおうちは、夕食の時間は子どもと話すチャンスになります。「テレビをつけながらでも会話できる」という方もいるかもしれませんが、どうしても子どもの話を集中して聴くのはむずかしいですよね。「ながら聞き」は、子どもにとってはうれしいものではありません。じっくり聴いてもらえるから、話したいと思えるんですね。

「テレビがないと静かすぎて落ち着かない」ということもありますね。分かります。我が家では、音楽をかけるようにしています。音楽なら会話を妨げることもなく、静かすぎることもなくなるので、おすすめです。

「会話」の大切さについては、こちらをご覧ください。

メリット② 子どもの顔をじっくり見ることができる。

じっくりと子どもの顔を見ていますか。「そんなことあたり前」という方、すばらしい。ある日、わたしは気づいてはっとしたことがありました。

ぶあ
ぶあ

忙しさを言い訳に、ちゃんと子どもの顔を見ていないかも…

見ているけれど、じっくり見ていないことに気づいたんです。「何かをやりながら」「違うことを考えながら」「時間に追われながら」ではなく、じっくり観察する時間が大切だと分かっていながら、できていなかった。

それが夕食の時間に、テレビを消すことでそれが解決しました。どんなに忙しくても、一緒に食事をしながら、子どもの顔をしっかり見ようと決めて、実践してみると…

子どもの気持ちの変化がよく分かるようになりました。「あ、今日なんかあったんだな」「今日は疲れているな」「今日はとっても楽しかったんだな」など、会話だけでなく、表情や様子からも分かるようになってきました。我が子はまだ5歳ですが、これから成長していく上で、この小さな変化に気づくことはとても大切になっていくと思っています。

メリット③ 「姿勢」や「歯の嚙み合わせ」にも影響がある。

教員時代に驚いたことがありました。学校では、一年に一度内科検診や歯科検診などがあります。あるとき、背骨の検査中に、校医の先生が

内科の先生
内科の先生

ご飯をたべるとき、どうやって食べてるかな?

テレビ見ながら食べたりしてる??

と声をかけました。テレビを見ながら食べている子の場合、テレビの位置によって横を見ながら食べたり、姿勢が崩れたりすることがあるそうです。姿勢にテレビが関係することに驚きました。

さらに、歯科検診でも、歯並びや嚙み合わせが気になる子に、今度は歯科の先生が、

歯科の先生
歯科の先生

食事中、テレビを見て食べてるかな?

テレビの向きは、こっちじゃない?

と、ずばりテレビの向きまであててしまいました。テレビの向きが正面ではない場合、テレビを見ながら食べていると、どうしても片側で噛む癖がついてしまうことがあるそうです。

姿勢にも嚙み合わせにも、食事中のテレビが関係することがあるんです。テレビを見ながら食べると、すべての子が姿勢や嚙み合わせが悪くなるわけではありません。でも、テレビの位置によっては、そうなる可能性もあることを知っておくことは大事ではないでしょうか。

食事中にテレビを消すだけで、そのリスクを減らすことができるのは、確かです。

メリット④ 子どもの「だらだら食べ」が改善する。

子どもの食事の悩みで多いのが「だらだら食べ」ではないでしょうか。我が子も、食べるのに時間がかかります。さらに、テレビがついていようものなら、いつまでも食べ終わりません。

これが、テレビを消すだけで「だらだら食べ」が(少しは)改善します。今、「少しは」と書いたのは、完全に改善するとは限らないからです。テレビを消しても子どもの興味はあちこちに向きます。食事に集中できる日もあれば、そうでない日もあるのが、子ども。

でも、我が家ではテレビを消しただけで「だらだら食べ」はずいぶん改善しました。食事に集中できるようになりました。「会話に夢中になって食べ終わらない」という別の悩みがでてきたりもしますが、それは「もぐもぐタイム」で改善。「5分間食べることに集中する時間」を作ったり、ちょっとした工夫をすると、子どもも楽しそうに食べることに集中します。

メリット⑤ 食事のマナーや食べ方が身につく。

食事のマナーや食べ方は、子どものときに身につけさせたいものですね。テレビがついていると、子どもも親もテレビに目がいき、あまり子どもの食べ方に意識が向かないのではないでしょうか。

お箸の持ち方、お茶碗の持ち方、食べ方、姿勢など、小さい時に身につけたものは「一生もの」になります。初めから上手に食べることができなくても、毎日の積み重ねでお箸を使えるようになったり、こぼさないで食べられるようになったりしていきます。

「口の中に食べ物が入っているときはしゃべらない」「こぼさないようにお茶碗は持って食べよう」「姿勢よく食べよう」など、子どものときに習慣化したことは、大人になってもあたり前にできますよね。

それは、親が教えてあげること。日々の食事の場面で、身につけられるようにしていくことが大切です。テレビを消すことで、食事のマナーのお手本を示すことができ、それを見て子どもは「まねる=学ぶ」ことができるようになります。

メリット⑥ よく噛むようになる&味わうことを覚える。

「ながら食べは、体によくない」といいますよね。それは「ながら食べ」をすると、あまり噛まずに飲み込んでしまうからです。つまり、テレビを見ながら食事をすると、あまり噛んでいないかもしれないのです。

「よく噛んで食べる」ことは、食べ過ぎを防ぎ、肥満防止になるばかりではありません。食べ物の形や固さを感じることができ、味がわかるようになっるなど、味覚が発達するといわれています。また、口の周りの筋肉が鍛えられ、あごの発達を助け、脳を活性化につながります。唾液が分泌されるため、虫歯予防にも効果があります。

テレビを消すことで「食べること」に集中できるようになり、「噛む」ことに意識が向くようになります。小さいときに「よく噛んで食べなさい」といわれたのは、「噛む」ことが健康や成長に大きな影響を与えるからだったんですね。

【まとめ】テレビを消すだけで、こんなにメリットがある!

「テレビをつけながら食べたい」その気持ちも分かります。でも、食事中テレビを消すだけで、思った以上にいいことがたくさんありました。見えない効果があることも分かりました。

ぶあ
ぶあ

テレビは食後に観ればいい。

どうしても観たいものがあれば、録画すればいい。

と気持ちを切り替えるだけで、あっさりテレビなし食事は習慣化できます。

テレビを消して食べるようになって、はじめは娘も「なんでテレビ消すの~?」って言っていましたが、「テレビを消して食べるメリット」を分かりやすく説明すると娘も納得。そして、今や、食事の時間になると、娘がみずからテレビを消すようになっています。テレビなしの食事のよさを娘なりに実感しているようです。

テレビなしの食事のメリットをお伝えしてきましたが、我が家は「夕飯」だけ実践しています。

朝は、ニュースや天気予報を知っておきたいのと、娘も時間が分かって行動しやすいので、つけっぱなしです。朝は時間も限られているし、テレビは必要!との判断。ただ、テレビの位置に気を付けること、「だらだら食べ」にならないように気をつけていますが…

夕飯だけの実践ですが、

ぶあ
ぶあ

テレビを消すだけで得られるメリットは多い!

と感じています。我が家にとっては夕飯だけがベストなので、このまま続けていくつもりです。

ただ、それぞれご家庭の状況も違うと思うので、毎日がむずかしいなら休みの日だけ、曜日で決めるなど、工夫してみてもいいですね。まずは、メリットとデメリットを比べてみてください。そして「ちょっとやってみよう」と思ったら、試してみてくださいね~。もし始めるのなら、お子さんが小さいうちの方が習慣化しやすいと思いますよ。

プロフィール
ぶあ
ぶあ

教育コンサル・アドバイザー/WEBライター/チャイルドコーチ
10年以上の小学校教員経験&コーチングを活かした子育てを実践しながら、その経験をもとにコーチング子育て、おうちで使えるコーチング法など、オリジナルメソッドを公開中。現役時代には発信できなかった「教師の本音」、若い先生たちに伝えたい「ちょっとしたノウハウ」を伝授!
子育ても生き方も、もっともっと自由でいい!まわりの「ものさし」に合わせるのではない、肩の力をぬいた「子育て」「教育」が必要☆
旅大好きな昭和アナログ世代。結婚して子どもが生まれても、旅人魂は変わらず。夢は「旅するように生きること」。

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