折り紙って折っても楽しいですが、切っても楽しいもの。
幼児だと、まだうまく折り紙を折ることができないという子もいるのではないでしょうか。
我が娘も、5歳になってようやく少しずつ折り紙を折って楽しめるようになってきました。それでも、複雑なものはやっぱりむずかしい。角を合わせて折る…というのも、大変そうです。
そんな娘とよく遊ぶ折り紙遊びのひとつ「簡単切り絵」を今日は紹介したいと思います。これは、教員時代にも子どもたちと遊んでいましたが、小学生でも楽しく遊べます。遊び方だけじゃなく、遊んだあとの活用法も紹介するので、参考にしてみてください。
【準備するもの】簡単切り絵で使うものは2つ
☆ はさみ
☆ 折り紙
折り紙は、どんな大きさでもOKです。はじめは、大き目の折り紙を使った方が切りやすいと思います。慣れてきたら、折り紙の大きさを小さくしたり、キラキラ折り紙など折り紙の種類を変えたりして、楽しんでみてください。
【遊び方】簡単!折り紙を折って、はさみで切るだけ
① 折り紙を半分に折ります。三角折りでも、四角折りでもOK。
② そのまた半分に折ります。
③ そのまた半分に折ります。→折り紙の大きさなどにより小さくなりすぎる場合は、ここはとばして④にいきましょう。
④ はさみで角を切り落とします。
⑤ 開いたらできあがり!
はさみで切る場合には、はじめは角を切り落とすだけでOK。開いてみて、模様ができることが分かれば、子どもは「もっとやりたい!」というはずです。そのあとは、好きなように形を切ったり、切る形を変えたり、自由に遊ばせましょう。
切り過ぎてしまうとバラバラになることもありますが、それも学び。どこを切ったら、バラバラにならないのか、子どもが考えられるといいですね。はじめから親が「ここを切って!」など教えないことも大事です。
自由に切って楽しみながら、失敗したら考える。もちろん、親が、一緒に考えたり試したり、ときにはアドバイスしたりすることも必要です。
【活用法①】できあがった切り絵は台紙に貼ろう!
切り絵で遊ぶと、おそらく大量な作品ができあがります。
たくさん作って楽しかったけど、この大量の切り絵どうしたらいいの?
という状況になると思います。そんなときにおすすめなのが、切り絵を台紙に貼ること!
せっかく作った切り絵を保管するにも、そのままだと切れやすい。重ねておけば、切った部分同士がからまって、ちょっとイライラしたりもします。
切り絵を折り紙(切っていない)に貼っていくだけで、飾ってもいいし、保管もしやすくなります。
また、どの色の台紙にするか、子どもが選ぶ姿を見ているのも楽しいです。大人が絶対にしないような色の組み合わせを選んだり、こだわりをもって色選びをしたり、「子どもっていろいろ考えているんだな」と驚くこともありますよ。
台紙に貼るときは、のりが必要になります。切り絵が複雑な形の場合は、子どもが一人でのりづけするのはむずかしいこともあると思います。子どもって、けっこう適当にぐちゃぐちゃ~とのりをつけたりします。そうすると、せっかく切った切り絵がビリビリになってしまうことも。
一方通行でのりをぬるといいよ
とアドバイスすると、5歳児だと一人でのりづけもできました。場合によっては、のりづけは手伝ってあげてもOK。
では、次に大量にできあがった作品の活用法を紹介します。
【活用法②】ひもにつけて旗のように飾る
大量にできあがったものを大量に飾りたいときにおすすめなのが、旗のように飾る方法です。運動会の万国旗のような感じ。今どきではフラッグガーランドっていうんですかね?(三角じゃないけど、イメージは沸きやすいかと…)
ひもにテープで切り絵をつけていき、それを壁などに飾るだけ。子どもは間違いなく喜びます。リビングに飾るのに抵抗がある方は、子ども部屋に飾ってあげてもいいですね。
【活用法③】窓に貼って楽しむ
我が娘は、自分で窓に貼って楽しんでいました。夏の太陽がサンサンとふりそそぐ日に、窓を眺めて満足気な様子。そういった楽しみ方もあるんですね。
うちでは、普通の折り紙の切り絵を貼っていましたが、セロハン紙のような透ける素材だったら、もっときれいだったかもなぁ。
【活用法④】額に入れてインテリアに
大量の作品をたくさん飾るのはちょっと…という方は、子どもに1つだけ一番お気にい入りを選んでもらい、額に飾ってあげるのはいかがでしょう。
それ以外は、とりあえず重ねて保管しておけば、季節に合わせて作品を入れ替えたりすることも可能です。自分の作品をかざってもらえるのは、子どもにとってうれしいこと。切り絵の場合、意外と見栄えよくできあがるので、額に入れれば立派なインテリアになりますよ。
【活用法⑤】誕生日カードとして贈る
画用紙に貼れば、すてきな誕生日カードに変身!半分に折って、中にメッセージを書くこともできます。離れたおじいちゃんおばあちゃんに贈っても、喜ばれると思いますよ。
重ねて保管しておいたものの中から、贈る相手にぴったりの模様や色を選ぶことも、子どもにとっては楽しい時間。ただ保管しておくだけじゃなく、活用する方法のひとつとして「カード」はおすすめです。
【まとめ】切り絵遊びは幼児にぴったり!指先を使って、想像力を養おう
「切り絵遊び」は、幼児にぴったりな遊びのひとつ。指先を使うので、脳にもよい刺激を与えます。また、手先の器用さにもつながります。さらに「折って、切って、貼って」という工作の基本をおさえることもできてしまうんですね。
切りとった形によってきれいな模様ができるので、形に興味をもったり、切り取り方を創意工夫したりすることも。できあがった「切り絵」から想像力をふくらませることもできます。幼児に大切な「色遊び」にもつながりますね。
そんなプラス効果がいっぱいの「切り絵」ですが、唯一デメリットがあります。それが、片付け。どうしても、細かい折り紙があちこちに飛び散ることに…。片付けも遊びの一環、楽しく片付けもできるといいですね。まぁ、最後は掃除機で!
片付けはちょっと大変かもしれませんが、それ以上のメリットがある「切り絵遊び」おすすめです。これからの季節、ハロウィン色の切り絵を作って貼ったり、クリスマスカラーで旗にして飾ったりしても、すてきです。折り紙の大きさを小さめにすれば、玄関飾りとしてもかわいいのではないでしょうか。
ぜひ、おうち遊びのひとつとして試してみだくださいね~。
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