幼い子どもをもつお母さんなら、誰もが経験しているのではないでしょうか。
「抱っこ!抱っこ」の「抱っこ」連呼で何もできな~い!
うちの娘は、生まれたころから「抱っこ」していないと泣くような子でした。一日中、常に抱っこかおんぶ。幼児になって、だいぶ落ち着きましたが、それでも「抱っこ」好きは変わりません!
子どもは「抱っこ」好き。そうはいっていても、忙しいときに限って「抱っこ」スイッチが入ったり、「抱っこ」ばかりでは家事が進まないとお悩みの方もいるのではないでしょうか。
ちょっと意識を変えるだけで「抱っこ」の悩みは解決!
今日は、そんな意識を変えるポイントをお伝えしたいと思います。これを読めば「抱っこ」連呼のイライラから解放されて、幸せホルモンがアップ!されるかもしれません。少しでもお役にたてればうれしいです。
「抱っこ」意識改革① 「抱っこ」してほしい子どもの気持ちを考えよう!
子どもの行動には必ず意味があります。「抱っこしてほしい!」という子どもは、何かしら「抱っこしてほしい」理由があるわけです。
不安や心配なことがあるのかもしれないし、ただ単に愛情確認という場合もあります。幼い子の場合は眠くなる「抱っこ」ということもよくありますね。「外でがんばりすぎて疲れちゃった~」という日には、夕方「抱っこ」してほしくなる子もいるでしょう。
同じ「抱っこして」でも、理由はさまざま。今日の「抱っこ」は一体「なに抱っこかな?」と考えてみると、「またか~」という気持ちにはならずにすむかもしれません。
「抱っこ」意識改革② 「抱っこ」は大人にとってもプラス効果!
「抱っこ=ハグ」には、いろいろな効果があることが分かってきています。「ハグ」が「幸せホルモンを分泌させて、ストレスを軽減する」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。科学的にも証明されているんですね。
わたし自身、疲れた日に娘とハグをすると、びっくりするほど「幸せな気持ち」になれることがあります。そして、なぜか眠たくなる。これが、リラックス効果なのかもしれません。
娘が「抱っこ~」という場合も、きっと同じなのでしょう。ただ「抱っこ」するだけで、幸せな気持ち、満たされた気持ちになり、リラックスできるのだと思います。こんな簡単なストレス解消法があるでしょうか。何も言わずに「抱っこ」するだけ。抱きしめてあげるだけで、子どもの心が軽くなり、大人も幸せな気持ちに!
「忙しいのに…」「また抱っこかぁ」などと思いながら抱っこしても、あまり効果がないように思います。子どもが「抱っこ~!」と言ったら、「これは幸せホルモンのチャンス!」と思って、抱っこするようにしています。
「抱っこ」意識改革③ 「抱っこ」ができるのもあと少し!
「抱っこして~!」と言ってくれるのも、あと少し。年ごろになったら、そんな言葉は言わなくなるでしょう。そう思ったら、「抱っこ」がいとおしくなりませんか。
「抱っこ」をせがんでくるのも、思いっきり抱っこできるのも、限られた時間だと思えば、一回一回の「抱っこ」がとても大切に思えてきます。
子どもの成長はあっという間。体も心も日に日に成長していきます。いつ「抱っこして~!」を卒業するのか分からない。そんな風にちょっと意識を変えてみるだけで、「抱っこ」がいつもの「抱っこ」とは違ってくるのではないでしょうか。
「抱っこ」意識改革④ 「抱っこ」は愛情を伝えることができる!
子どもに「大好きだよ」と言葉で伝えることが恥ずかしい方もいるかもしれませんね。「抱っこ」は「大好き」な気持ちを肌の温もりで伝えることができます。
抱きしめられた子は、その温もりから「愛情」をしっかり受け取ります。言葉はいらない愛情表現だといえます。
なかなか言葉で伝えられないという方は「抱っこ」は愛情を伝えるチャンスです。何も話さなくても、ただ抱きしめながら背中をさすってあげるだけで、子どもの心は温かい愛で満たされることでしょう。
どうしても「抱っこ」ができない場合は、手を握ったり、肩や頭を触ったりするのも効果があります。子どもの成長に、スキンシップは大切です!
【注意点】「抱っこ」をするときに気をつけたいこと
子どもから「抱っこして~!」という場合を想定して、4つの「意識改革」をお伝えしてきました。ただ「抱っこ」をするときに、気をつけたいことがあります。
① 「抱っこ」してほしいと思っているか
② 「抱っこ」をする相手と信頼関係が築けているか
③ 「抱っこ」を心地よいと思えるか
①は、子どもといっても「抱っこしてほしい」と思っていない子を「抱っこ」するのはやめましょう。本人が望んでいないことをするのは逆効果になります。子どもが「抱っこしてほしい」と思ったときにしてあげること。親が「抱っこしたい」と思ったときには「抱っこしていい?」と確認してから抱っこするようにするといいですよ。
②の「信頼関係」はとても大切です。ハグの効果でも言われていますが、「好きではない相手」とハグをしてもプラスの効果はありません。子どもとの信頼関係があってこそ、「抱っこ」のプラス効果が得られます。
③は、お子さんによっては「抱っこ」を嫌がる特性の子もいます。脇に手を入れられるのが嫌な子、触られると痛いと感じる子もいるので、すべての子に効果があるとはいえません。抱っこを嫌がる場合には、無理にしないでくださいね。
【まとめ】「抱っこ」してあげるではなく「抱っこ」したい!へ意識を変える
うちでは、子どもが「抱っこして~!」と言ってきたら、「抱っこさせて~!」と言うようにしています。娘は笑っていますが、うれしそうです。
それでも、忙しい時間、急がなくてはいけないときには「また抱っこ~!」と思うこともあります。でも、そんなときこそ、意識を変えてみる!
こんなに「抱っこ、抱っこ」と言ってくるのも、あと少し。
そのうち、反抗期がきたり、親より友だちが大事になったり。
それなら、今のうちに、う~んと抱っこしておこう!
と思うと、ずいぶん気持ちが変わります。イライラする気持ちは不思議となくなります。(反抗期がきても、親より友だちになっても、ハグができる関係でありたいなぁと願います…)
「抱っこさせて~!」と抱っこすると、娘は満足するのか、そのあと「抱っこ、抱っこ」と連呼することも減りました。不思議なものです。
お子さんの「抱っこ」連呼でお悩みの方がいたら、ちょっと意識を変えてみてはいかがでしょう。意識が変わると、気持ちも変わります。そして、無意識のうちに「抱っこ」の仕方も変わっているのかもしれませんね。
意識が変われば、親の幸せホルモンもアップ!ストレス軽減!いいことばかりです。こうはいっても、たま~に余裕がなくなることはあるんですけどね。完璧をめざすと苦しくなるので、ちょっとずつ意識を変えていきましょう!
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