若いママがうらやましい、昭和生まれにとって子育ては体力勝負です。
もう少し若かったら、睡眠不足でも疲れがたまっても、もうちょっと動く元気があったはず。でも、少しのことで疲れるし、睡眠不足はもってのほか。できるかぎり「体力温存」しながら生活しています。そんな昭和生まれの仲間、いませんか~。
平穏に毎日が過ぎてくれればいいのですが、そんなうまくはいかないのが子育てですよね。どんなときでも「体力温存」は大切といいつつ…
注意したり、声をかけたりで、すぐに動いてくれたら楽なんだけど。
マイペースな我が子は、なかなか動かない。
何度も声をかけるのも体力使う…。
こんな悩みをもっているのは、我が家だけでしょうか。ちょっと前は、声かけにも素直に応じていたのに、最近はそうはいかないお年頃。声をかけるのにも、けっこう体力使います。
前にお伝えした「注意するときに直接伝えない方法」も、そんな「体力温存」から生まれたもの。気になる方は、こちらをどうぞ!
そこで、今日は、「マイぺースでなかなかすばやく動かないときの対応方法」を紹介したいと思います。
「マイペースな子への対応で悩んでいる方」「なるべく声をかけずに行動してほしいと思っている方」「すぐに動かないとイライラしてしまうという方」など、よかったら参考にしてみてくださいね。
【方法】マイペースな子には「実況中継」してみよう。
「実況中継」というのは、スポーツの実況中継と同じものです。それを、子どもの行動に合わせて言葉にしていきます。
たとえば、はやくお風呂に入ってほしいのに、なかなかパジャマを用意しない場合。
さぁて、そろそろお風呂の時間になります。〇〇選手の様子はどうでしょうか。パジャマの準備はばっちりなのでしょうか。
といって、様子を見ます。すると、娘は急いでパジャマをもってお風呂場へ。
お、〇〇選手、パジャマをとりました。そして、すばやくお風呂場に向かいます。さぁ、次は何をするのでしょうか。
というように、娘の行動を言葉にしていきます。ただ、これだけで、娘は次々と自分で行動するようになりました。
しかも、笑ってしまうのが、けっこう得意気な顔で行動していること。見てくれているのがうれしいのか、実況中継に「特別感」があるのかは分かりませんが、この方法を使うとどんなときもすぐに行動します。
この「実況中継」をはじめる前は、お風呂へ行くまでに10分以上はかかっていました。パジャマ、トイレ、お風呂、ただこれだけなのに、ゆっくりゆっくり寄り道しながらの毎日。
お風呂が遅くなれば、寝る時間も遅れます。「寝る前に本が読みたかった」「言葉遊びをしながら寝たかった」とプンプンしながら布団に入る日もありました。
それが、この「実況中継」をはじめてから、お風呂前の時間が短縮されるばかりか、お風呂から出た後もすばやく行動できるようになりました。結果、寝る前に好きな本を読んだり、布団の中で言葉遊びを一緒にしたりする時間が生まれました。
マイペースで、なかなか切り替えができない我が子ですが、「実況中継」は切り替えをするのにぴったりだったようです。
【メリット】実況中継は、余計なエネルギーは不要!
この「実況中継」、ただ行動したことを言葉にしていくだけで、とても簡単にできます。さらに、余計はエネルギーはまったく使いません。
しつこく言いたくない親、言われたくない娘、双方にとってメリットがあります。また、行動を言葉にしてもらうことがうれしいのか、娘はご機嫌で行動します。
ところどころに「すごいです」などの誉め言葉をいれていくと、さらに調子がよくなる我が子。すばやく行動できるようになるので、時間にも余裕が生まれます。
うちでは、急いでほしいときに「実況中継」を使うようにしています。夜寝るまでの時間や朝のしたくの時間など、急がせなくても、自分からどんどん行動していくので、結果急ぐ必要がなくなります。口うるさく言うエネルギーを使わずに、時間にも間に合うので、一石二鳥以上のメリットを感じています。
【デメリット】必要なのは中継し続けるエネルギー
大きなデメリットは思い浮かばないのですが、あえてデメリットかな~と思うところは、しゃべり続けなくてはいけないこと。「中継すること=しゃべり続けること」になるので、中継することにエネルギーを使うと感じる人には、デメリットになるかもしれません。
また、我が子の場合、調子がよくなってくると「こうやっていって~!」と実況中継の仕方に注文が入ることがあります。面倒といえば面倒です。でも、そのまま言ってあげればいいだけなので、言い直すようにしています。この注文も、デメリットといえばデメリットかな。
それから、見ていないと中継はできないので、「実況中継」中は、他のことができなくなります。自分自身の支度などに時間がとられるときには、「実況中継」はできません。自分に余裕があって、子どもの様子を観察できるときにだけ「実況中継」ができます。時間がうばわれると感じる人には、この点もデメリットになってしまうかもしれません。
【まとめ】実況中継は、デメリットよりもメリットが多い!
メリットとデメリットを比べても、はるかに「体力温存」ができるメリットが多いです。いつまで、この「実況中継」が使えるかわかりませんが、使えるかぎりは続けていきたい!と思っています。それほど、子育てが楽になりました。
親にとっても、子どもにとってもウィンウィン!
ストレートに伝えてもうまく伝わらない、できるだけ体力温存して子育てしたい方には、ぜひ試してみてほしいです。それでまったく効果がなかったら、ごめんなさい…。
また、中継することがストレスになる、エネルギーを使って疲れるという方にはおすすめできません。体力温存ではなくなってしまいますよね。自分にとって楽な方法であることが大事なので、中継が大変だと感じる方には参考にならずすみません。
「実況中継できそう!」という方は、遊びの延長でできるので試してみてください。「実況中継」で子どもが自ら動くようになったら、楽ですよ。我が子には、あきらかに効果がありました。そして、体力温存できます!
「実況中継」が我が子だけでなく、他の子どもたちにも効果があればうれしいです。
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