超マイペースな5歳児には、実況中継がちょうどいい!

子どもとの接し方
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若いママがうらやましい、昭和生まれにとって子育ては体力勝負です。

もう少し若かったら、睡眠不足でも疲れがたまっても、もうちょっと動く元気があったはず。でも、少しのことで疲れるし、睡眠不足はもってのほか。できるかぎり「体力温存」しながら生活しています。そんな昭和生まれの仲間、いませんか~。

平穏に毎日が過ぎてくれればいいのですが、そんなうまくはいかないのが子育てですよね。どんなときでも「体力温存」は大切といいつつ…

ぶあ
ぶあ

注意したり、声をかけたりで、すぐに動いてくれたら楽なんだけど。

マイペースな我が子は、なかなか動かない。

何度も声をかけるのも体力使う…。

こんな悩みをもっているのは、我が家だけでしょうか。ちょっと前は、声かけにも素直に応じていたのに、最近はそうはいかないお年頃。声をかけるのにも、けっこう体力使います。

前にお伝えした「注意するときに直接伝えない方法」も、そんな「体力温存」から生まれたもの。気になる方は、こちらをどうぞ!

そこで、今日は、「マイぺースでなかなかすばやく動かないときの対応方法」を紹介したいと思います。

「マイペースな子への対応で悩んでいる方」「なるべく声をかけずに行動してほしいと思っている方」「すぐに動かないとイライラしてしまうという方」など、よかったら参考にしてみてくださいね。

【方法】マイペースな子には「実況中継」してみよう。

「実況中継」というのは、スポーツの実況中継と同じものです。それを、子どもの行動に合わせて言葉にしていきます。

たとえば、はやくお風呂に入ってほしいのに、なかなかパジャマを用意しない場合。

ぶあ
ぶあ

さぁて、そろそろお風呂の時間になります。〇〇選手の様子はどうでしょうか。パジャマの準備はばっちりなのでしょうか。

といって、様子を見ます。すると、娘は急いでパジャマをもってお風呂場へ。

ぶあ
ぶあ

お、〇〇選手、パジャマをとりました。そして、すばやくお風呂場に向かいます。さぁ、次は何をするのでしょうか。

というように、娘の行動を言葉にしていきます。ただ、これだけで、娘は次々と自分で行動するようになりました。

しかも、笑ってしまうのが、けっこう得意気な顔で行動していること。見てくれているのがうれしいのか、実況中継に「特別感」があるのかは分かりませんが、この方法を使うとどんなときもすぐに行動します。

この「実況中継」をはじめる前は、お風呂へ行くまでに10分以上はかかっていました。パジャマ、トイレ、お風呂、ただこれだけなのに、ゆっくりゆっくり寄り道しながらの毎日。

お風呂が遅くなれば、寝る時間も遅れます。「寝る前に本が読みたかった」「言葉遊びをしながら寝たかった」とプンプンしながら布団に入る日もありました。

それが、この「実況中継」をはじめてから、お風呂前の時間が短縮されるばかりか、お風呂から出た後もすばやく行動できるようになりました。結果、寝る前に好きな本を読んだり、布団の中で言葉遊びを一緒にしたりする時間が生まれました。

マイペースで、なかなか切り替えができない我が子ですが、「実況中継」は切り替えをするのにぴったりだったようです。

【メリット】実況中継は、余計なエネルギーは不要!

この「実況中継」、ただ行動したことを言葉にしていくだけで、とても簡単にできます。さらに、余計はエネルギーはまったく使いません。

しつこく言いたくない親、言われたくない娘、双方にとってメリットがあります。また、行動を言葉にしてもらうことがうれしいのか、娘はご機嫌で行動します。

ところどころに「すごいです」などの誉め言葉をいれていくと、さらに調子がよくなる我が子。すばやく行動できるようになるので、時間にも余裕が生まれます。

うちでは、急いでほしいときに「実況中継」を使うようにしています。夜寝るまでの時間や朝のしたくの時間など、急がせなくても、自分からどんどん行動していくので、結果急ぐ必要がなくなります。口うるさく言うエネルギーを使わずに、時間にも間に合うので、一石二鳥以上のメリットを感じています。

【デメリット】必要なのは中継し続けるエネルギー

大きなデメリットは思い浮かばないのですが、あえてデメリットかな~と思うところは、しゃべり続けなくてはいけないこと。「中継すること=しゃべり続けること」になるので、中継することにエネルギーを使うと感じる人には、デメリットになるかもしれません。

また、我が子の場合、調子がよくなってくると「こうやっていって~!」と実況中継の仕方に注文が入ることがあります。面倒といえば面倒です。でも、そのまま言ってあげればいいだけなので、言い直すようにしています。この注文も、デメリットといえばデメリットかな。

それから、見ていないと中継はできないので、「実況中継」中は、他のことができなくなります。自分自身の支度などに時間がとられるときには、「実況中継」はできません。自分に余裕があって、子どもの様子を観察できるときにだけ「実況中継」ができます。時間がうばわれると感じる人には、この点もデメリットになってしまうかもしれません。

【まとめ】実況中継は、デメリットよりもメリットが多い!

メリットとデメリットを比べても、はるかに「体力温存」ができるメリットが多いです。いつまで、この「実況中継」が使えるかわかりませんが、使えるかぎりは続けていきたい!と思っています。それほど、子育てが楽になりました。

ぶあ
ぶあ

親にとっても、子どもにとってもウィンウィン!

ストレートに伝えてもうまく伝わらない、できるだけ体力温存して子育てしたい方には、ぜひ試してみてほしいです。それでまったく効果がなかったら、ごめんなさい…。

また、中継することがストレスになる、エネルギーを使って疲れるという方にはおすすめできません。体力温存ではなくなってしまいますよね。自分にとって楽な方法であることが大事なので、中継が大変だと感じる方には参考にならずすみません。

「実況中継できそう!」という方は、遊びの延長でできるので試してみてください。「実況中継」で子どもが自ら動くようになったら、楽ですよ。我が子には、あきらかに効果がありました。そして、体力温存できます! 

「実況中継」が我が子だけでなく、他の子どもたちにも効果があればうれしいです。

プロフィール
ぶあ
ぶあ

教育コンサル・アドバイザー/WEBライター/チャイルドコーチ
10年以上の小学校教員経験&コーチングを活かした子育てを実践しながら、その経験をもとにコーチング子育て、おうちで使えるコーチング法など、オリジナルメソッドを公開中。現役時代には発信できなかった「教師の本音」、若い先生たちに伝えたい「ちょっとしたノウハウ」を伝授!
子育ても生き方も、もっともっと自由でいい!まわりの「ものさし」に合わせるのではない、肩の力をぬいた「子育て」「教育」が必要☆
旅大好きな昭和アナログ世代。結婚して子どもが生まれても、旅人魂は変わらず。夢は「旅するように生きること」。

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