トイレトレーニングの進め方。成功のカギは「がんばらないこと」

子どもとの接し方

夏が近づいてきました。「子どものトイレトレーニングは夏がいい!」と言われています。でも、実際そんなにうまくいきません。我が子は、まったくうまくいきませんでした。

でも、結局は、トイレトレーニング0日であっさりとおむつがとれました!

「実際にどんな方法でおむつがとれたのか」

今日は、「我が子のトイレトレーニング経緯」「実際に効果があった方法」をお伝えしたいと思います。一般的にいわれている方法とは少し違うと思うので、なかなかトイトレが進まない方のヒントになるかもしれません。

【トイトレ=2歳の夏】そもそもなぜ2歳の夏なの!?

育児書や育児ブログなどにも、2歳の夏はトイトレ開始に適していると書かれていますね。それは、2歳くらいには、

言葉が理解できるようになっている。

トイレまで一人で行くことができる。

トイレに一人で座ることができる。

膀胱にためられるようになる。(2時間くらい)

からといわれています。さらに、「夏」がいいといわれているのは、

ぬれても寒くない。

洗濯が楽。すぐ乾く。

子どもにとっても、親にとっても始めやすい時期だというわけです。

でも、子どもの成長は一人ひとり大きく違います。さらに、性格も違って当たり前。みんなが「2歳の夏」を意識する必要はありません。

わたし自身は、祖母のトイトレで1歳にはおむつがとれていたそうです。そして、我が娘がおむつがとれたのは、3歳直前でした。

親子であっても、こんなに時期に違いがあります。

はやいからいいわけでもないし、遅いからといって焦る心配もありません。逆に、ある程度、成長していた方があっさりおむつがとれることがあるのではないかと感じています。

それでは、我が家で行ったトイトレの経緯をお伝えしていきます。これをまねすれば、必ずトイトレが成功するわけではありません。「こういう場合もあるよ」という一例として、参考に読んでいただければうれしいです。

【2歳の夏】トイトレとはほど遠いため、あっさりあきらめる

ふりかえれば2歳の夏、こんなことを考えていました。

ぶあ
ぶあ

いよいよ、2歳の夏。まわりはおむつがとれている子が増えてきたし。そろそろトイレトレーニングはじめた方がいいのかな。

でも、我が子といえば…。トイレトレーニングよりも、

「トイレがこわい」

「トイレに入ると一応座るけど、まったく出す様子なし」

の状態でした。保育園の先生からも「まずは、トイレと仲良くなることが目標ですね」と。

そこで、トイレにかわいいうさぎを貼ってみたものの、まったく状況は変わらない。

ぶあ
ぶあ

これは、2歳の夏にがんばっても意味がない。

我が子には、まだ「そのとき」ではないのだろう。

とあっさりあきらめました。

もし、「2歳の夏」にこだわっていたら、トイレがもっと嫌いになったり、トイトレ期間が長くなったりしていたかもしれません。タイミングは親が決めるのではなく、子どもファースト!が大切ですね。

「あ、まだはやいかも」と思ったら、あきらめて仕切り直すのも、ひとつの方法ですよ。

【3歳直前の冬】トイレを気にした「そのとき」が来た!

2歳の夏が過ぎ、保育園ではぞくぞくとおむつ卒業のお友だちが増えていきました。我が子は、相変わらずおむつ。秋になっても、変わらない状況でした。

冬休みに入り、あと少しで3歳となったので、親として「なんでおむつがとれないのか」考えてみることにしました。子どもの言葉や様子を考察した結果・・・

娘は「おむつを卒業したいと思っていること」がわかりました。

ぶあ
ぶあ

お、ようやく「このとき」がやってきた!

今が、トイトレのスタート時期だ~

ただ、方法を間違えると、「もっとトイレがきらい」になりかねないと思ったので、娘がトイレに入れない&おむつがはずれない理由を考えてみました。

① せまいところが苦手。

② 便座に座ると、足がついていないのが不安。

③ 穴におちそうと感じている。

④ どうやってすればいいのか分からない。

ということが考えられました。そこで、このひとつひとつを解決していくことにしました。それぞれの解決方法を、くわしく説明していきますね。

① せまいところが苦手。

ダンボールとか部屋のすみとかそういうところは大丈夫なのですが、なぜかトイレのせまい空間が苦手な娘。

おむつを替えるのにトイレに入るのも、いやがっていました。泣きわめいたりはしないけれど、明らかにこわがっているのが分かる様子。このころ、旅行にいったときに、飛行機のトイレはせますぎて拒絶…ということもありました。

そこで、家のトイレのドアを開けっぱなしで、おむつをトイレで替えるようにしました。トイレに慣れることにつながった気がします。

あと、我が家のトイレは自動で流れるものだったのですが、それを手動にしました。勝手に流れるのも「こわい」につながっている気がしたので。

② 便座に座ると、足がつかないのが不安。

便座に座ったときに、足がつかないことが不安に感じているようでした。そこで、トイレの踏み台を購入することにしました。調べると、いろいろな種類があるんですね。

我が家で選んだのは、このタイプです。トイレのタイプや大きさによっても、合う合わないがあるので、購入する場合にはサイズ確認は忘れずに。

【我が家で探した踏み台の条件】

大人が座ったときに、じゃまにならないもの。

子どもがのったまま、手を洗うことができるもの。

不安定なものだとさらに不安になると思うので、頑丈なもの。

という条件で探しました。

これが、意外とよかったです。ただ、我が家にとっては安いものではなかったので、1階のトイレ用に1つだけ購入しました。2階のトイレは木製の踏み台です。結果、2階のトイレは、大人が入りにくいです…。これなら、2つ買ってもよかったかな。もう今さら購入はしませんが。

子どもは「足がつくと安心する」というのはあると思います。それから、便秘気味な子には足がついていた方がふんばれるのではないかな。この踏み台を購入したときに、「大人の便秘気味は人にもおすすめ!」と書いてありましたよ。

③ 穴におちそうに感じる。

それまで、子どもと向かい合って、わきを支えながら座らせる方法をとっていました。でも、「それだけだと不安定に感じるのかもしれない」と思ったので、子どもの後ろに一緒に便座に座る方法を試してみました。

子どもからすると、抱っこされているような密着感があって、安心するようです。

④ どうやってすればいいのか分からない。

娘は、保育園でお友だちがトイレに入る様子もよく見ていたようで、トイレの入り方は完璧に覚えていました。そこで、考えたのが「もしかしたら、座ったあとにどうやってすればいいのかが、分かっていないのでは」ということでした。

そこで、一緒にトイレに入り、「こうやってするんだよ」とわたしが手本を見せることにしました。

娘はひとこと。「そうすればいいんだ!」とすっきりした顔をしていいました。

ぶあ
ぶあ

やっぱりそうだったのか!

一番、肝心なところが分かっていなかったんだ~

今まで、一緒に外のトイレに入ることはたくさんあったはずなのに、「せまい場所がこわいこと」に意識が向いていて、まったくわたしの行動は見ていなかったようです。

【我が子の実践法】かんたん・あっさり・おむつがとれた!

この①~④を同時にはじめた結果、その日のうちにおむつがとれました!

よく、「おもらしして気持ちが悪いことを感じさせるといい」と聞きますが、不快感ゼロで、あっさりおむつを卒業できたことにびっくりです。

【成功の秘訣】

娘のタイミングにぴったりあった時期だったこと

子どもの困っていることをクリアできるように工夫したこと

ではないかと思っています。

我が子のトイトレは、冬休み中に終了しました。年明けから「保育園のトイレでできるかな」と心配していたのですが、保育園でも順調におむつ卒業。

その後、時々間に合わなかったということもありましたが、3歳前におむつがはずれました。わたし自身、まったく焦っていなかったので、「まぁとれてよかったね」くらいに思っていましたが、まわりでは「なかなかはずれない」とやきもきしているお母さんもいました。

まわりと比べる必要はないし、育児書や他の人のトイトレ方法でうまくいかなくても大丈夫! もちろん、我が子の方法は我が子にしかあてはまらないかもしれません。

余談ですが、1歳前から実家にあった「おまる」「トイレトレーニング用パンツ」はまったく使うことなく終わりました。補助便座は、実家では5歳になった今も使っています。自宅では、踏み台があるので、補助便座も使わなくなりました。

【まとめ】がんばらないことが近道だった!

大事なのは、子どもの気持ちに寄り添うことだと思います。「うちの子は、なんでトイレがいやなのかな」「どこに困っているのかな」と考えることで、うちは楽々トイトレになりました。

うちのように簡単おむつがはずれる場合もあれば、すんなりいかないという場合もあると思います。

あまりがんばりすぎると、子どももプレッシャーになったり、親も疲れてきたりするのこともあるのではないかと思います。「大丈夫。そのうちはずれる」くらいの気持ちで、がんばりすぎないことも大切ですよ。

これからトイトレをはじめるお母さん、うまくいかないときは肩の力をぬいて「がんばらない」方法を探してみてくださいね。一人ひとり、時期も期間も方法も違って当たり前! その子に合った方法でトイトレができますように。

プロフィール
ぶあ
ぶあ

教育コンサル・アドバイザー/WEBライター/チャイルドコーチ
10年以上の小学校教員経験&コーチングを活かした子育てを実践しながら、その経験をもとにコーチング子育て、おうちで使えるコーチング法など、オリジナルメソッドを公開中。現役時代には発信できなかった「教師の本音」、若い先生たちに伝えたい「ちょっとしたノウハウ」を伝授!
子育ても生き方も、もっともっと自由でいい!まわりの「ものさし」に合わせるのではない、肩の力をぬいた「子育て」「教育」が必要☆
旅大好きな昭和アナログ世代。結婚して子どもが生まれても、旅人魂は変わらず。夢は「旅するように生きること」。

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